初心者の男性がヨガに対して持ってしまう当初の印象
ヨガ教室といえば、もっぱら女性が通うものというイメージが先行しています。
おしゃれに、きれいに、美しくなりたい女性が、自分磨きをしているという印象です。
しかし、ヨガの歴史や効果を調べてみると、女性だけのものではないようです。
少しでもヨガに興味を持った男性が、楽しく続けられるように、そしてかっこいい男性になるように、願っています。
始める前に初心者の男性が思い込んでいること
古代インドで生まれたらしいヨガ。
インドの歴史は、すばらしいものがあることは理解していますが、古代のものであるがゆえ、なんだかうさんくさい、そんなイメージを持っている人が多いのが、ヨガです。
ヨガ初心者の男性にとっては、特にそういった印象が強いでしょう。
普通ではありえないポーズをしたヨガの修行僧が、写真に写っていたりすると、楽しそうでもないし、かっこいいとも思えない。
しかも、自分には無理だなと思い、距離感が遠くなってしまうことが多いです。
思い込んだ男性心理から一転してかっこいいヨガを始めたキッカケ
中年以降になると、老化が始まってさまざまな体調不良が生じます。
病名の付かない体調不良です。
病院に行ったところで、異常なしと判断され、様子を見ましょう、で終わってしまいます。
そんななか、あらゆる健康関連情報をむさぼるように見ていたところ、やはり運動が良いとのこと。なかでも、ヨガと太極拳は、カラダへの負担が少なく、ケガも少ないため、年齢を問わずだれが始めてもよい。最近は初心者の男性でも、かっこいいオトコを目指して楽しくヨガを始めている人も多い。
こんな情報を入手して、ヨガを始めることにしました。
初心者の男性がヨガを試してみた、楽しいという最初の印象
最初からヨガ本を見ながら実行するのは、けっこう大変だと思いましたので、女性が多いヨガ教室に飛び込んでみました。
公共施設で行われているヨガ教室ならば、1回500円程度で試せる場合もあります。
初心者であってもウェルカムである場合が多いです。
当然、女性のなかで1人男性がいることの恥ずかしさは、どっかに捨ててしまいました。
体験してみて、第1に感じたことは、ストレッチとワザとが組み合わさったような感覚です。
単純にストレッチだけをすると、動きが単純な分、飽きてしまいやすいのですが、ポーズをしながらストレッチしている分、飽きにくいです。
第2に感じたことは、深い呼吸がこんなに重要なのか、ということです。
通常の運動ですと、息が荒れるまで激しくカラダを動かすのですが、ヨガの場合、深い呼吸と動きとが一体になっています。
換言すると、深い呼吸をしながらポーズを次々と作っていきます。息があがるほど激しい動きをしていないのに、かなりの運動量を実感します。
第3に感じたことは、筋肉をゆるめることの重要さです。
健康のために運動をしていたわたくしにとって、運動とはつまり、筋肉に力を入れてパワーを出すことでした。
しかし、ヨガでは、しかばねのポーズに代表されるように、筋肉をゆるめることにも注目します。
長年苦しんでいた肩こりや首こりを解消するヒントが、ここにあったのです。
おまけ(第4)で感じたことは、意外と楽しいこと。また、少しでもポーズができると、なんだかかっこいい自分になれたような気分になれてしまうこと。
かっこいい男性になりたい初心者が続けるためのモチベーション
ヨガには、さまざまなポーズがありますので、そのポーズ(技)を習得したい、という思いは、モチベーションになります。男性にとってかっこいいと思えるポーズもあります。
柔らかいカラダを手に入れたい、力強いカラダを手に入れたいという初心者の要求に、応えてくれるものです。
単なるストレッチやマシントレーニングとは異なり、自重を使いながら普段はあり得ない恰好(ポーズ)をするため、通常刺激されない筋肉や骨に刺激を与えることができます。
筋肉を肥大させたり筋力をつけたりするというよりも、普段動かしていない筋肉や骨を「刺激」してやるという感覚、まさにこれだと思います。
かっこいい自分と楽しさをヨガで初心者男性が実感する効果
吐くときの呼吸を意識することで副交感神経が刺激される、と一般的に言われています。
ヨガでは、深い呼吸をしながらポーズを作っていくため、自然に副交感神経が高まるようです。
筋肉がゆるまるという効果も実感できます。
逆に、今まで自分のカラダがいかに力んでいたかを実感することにもなります。
かっこいい男性になるためには「カラダを鍛えなければならない」という義務感がありましたが、これが一転して「カラダをゆるめる必要がある」という貴重な感覚に変わった瞬間がありました。新しい感覚を得た瞬間は楽しいですね。
まとめ(かっこいい男性になりたい初心者のためのヒント)
いまでもヨガ教室は、女性向けのものがほとんどです。
しかし、一方で、数は少ないものの初心者の男性向けの教室があります。また、初心者の男性向けのヨガ教本が販売されています。
このように、ヨガを楽しんでかっこいい自分になろうと思う男性のための環境は、徐々に浸透しつつあります。
男性向けのかっこいい写真がのったヨガ教本を買ってみること、また、女性が多いかどうかを気にせずにヨガの市民講座に飛び込んでみる、といった第1歩が必要だと思います。
カラダがかたいから恥ずかしいとか、男性だからはずかしいとか、これを捨ててしまうのが、まず最初の一歩です。