ダイエットや健康維持のために体重管理をしている人は多いですね。
そのためには、食べる量を少なくするか、カロリー消費を多くしたい、これは鉄則です。
この目的のために、食べ物を管理して栄養不足にならないこと、それと同時に、運動で消費カロリーを増やすことがお勧めです。
でも、カロリーを消費するには激しい運動が必要?と思いがちです。
激しい運動は、下手をすればケガをする危険もありますし、中年以降のカラダにとってはつらい行為です。
そこでご提案。
激しくなく効率的なカロリー消費方法の1つ、それは、動きにくい水中でのんびり歩く水中ウォーキングです。
運動で消費カロリーをかせぐ効率的な方法
水中では動きが制限されます。動きに対して水が抵抗するからです。
これをうまく利用すべきなのです。
水中で動くと、空気中で動くよりも余計に負荷がかかります。
見方を変えれば、軽いウェイト(重り)を乗せながら動いている状況になります。
動き自体は少なくても、少ない動きでエネルギーを効率よく使うことになります。
しかも、水中では速く歩こうと思っても素早く動くことができません。
動きが緩慢なのでケガをしにくいのです。
ケガというものは、無理やり可動域を超えた動きをしたときに発生しやすいのですが、水中では、よほど意識しなければ可動域を超える動きができないのです。
このように、水中での運動は、ケガを防止しつつ効率的に消費カロリーをかせげるのです。
運動中に消費カロリーの効率を実感
歩くことが苦にならなければいいのですが、漫然と歩くことに飽きる場合もありますね。
こんなとき、例えば30分間歩き続けると決めるのです。
30分間はけっこう長い時間ですが、普通に徒歩で2km弱歩くと思えばなんとかなる時間です。
この30分間の運動が空気中の30分間と違って効率的なのです。10分くらいした後に、顔だけほてってきます。
歩いているだけで、発熱による消費カロリーを実感します。
空気中で普通に体温が上がると熱中症が心配になるのですが、水中にいる限り体温が急上昇することはありません。
カラダは水で常に冷やされるが、顔は冷やされないため、ほてってくるという現象です。
でも、汗はしっかりと出ているようなので、終わった後の水分補給は大切です。
30分間の水中ウォーキングを実行した日の夕食では、空腹感が普段と違います。
空腹だからといって、この日の夕食を普段の倍以上食べると、意味がありません。
満腹になるまで食べることを控える、または、少し食事量を控えることがポイントです。
こうすると、自然に腹八分目となり、胃腸の疲労回復にもなりますね。
週1回の習慣にしてしまえば、自然とカラダは締まってきます。
消費カロリーの効率的な増大は体温の上昇を伴うのでは?
上記の通りご説明しましたように、効率的に消費カロリーを稼いでいる割には、体温が上昇しないのです。
水温が体温よりも常に低いため、運動して動いても動いても水が体温をどんどん奪ってくれます。
通常のウォーキングを思い浮かべればわかりますが、カラダを動かすカロリー消費は体温の上昇を伴うのですが、水中ウォーキングでは体温の上昇をほとんど感じないのです。
水中ではケガをしにくいうえに、熱中症になることはまずないといえます。
仮に、水中でかなり動き回って、水中でも暑く感じるようなら、それは相当効率的にカロリー消費していることになります。
運動による消費カロリーの効率だけでなく筋トレも狙える
ところで、水中の運動は筋トレに向いているのでしょうか。
近年流行っている筋肉の肥大には向かないかもしれませんが、水中では空気中よりも大きな負荷がかかっているのは事実です。
水泳選手のカラダを観察してください。
水泳選手はあまり筋トレをしていないと思われますが、ほどよく(やや)マッチョです。
ということは、水中の運動だけでもほどよくマッチョになることは可能なのです。
水の抵抗に逆らって水中で全身を動かしているうちに、ほどよく筋トレもしているのでしょう。
有酸素運動をしつつ筋トレもできるのならば、効率的ですね。
こんな理屈に従うのであれば、水中では可能な限り力強く腕や脚を動かすことに集中すれば、筋トレにもなるハズです。
水中で歩きながら大きな動きを素早くするように意識すれば、有酸素運動も筋トレも可能なのです。
水中での動き方次第で、カラダへの負荷の大小を調節できるというのも、水中ウォーキングの魅力ですね。
まとめ
水中でのウォーキング運動は、消費カロリーの点で非常に効率的です。
泳げればいいですが、泳げなくても歩けばいいのです。始めようとしたときのハードルは低いです。
動きが緩慢になるのでケガもしにくく、水中なので体温も上昇にしくく熱中症の心配もあまり必要ないのです。
水中でのカラダの動かし方を工夫すれば、ほどよく筋トレの要素を加えることも可能です。
水中での動きを少しずつ変更して、負荷を与える筋肉の部位をまんべんなく変えてやれば、カラダのいろんな部位に短時間で刺激を与えることが可能なのです。