仕事でストレスを感じている人はけっこう多いのではないかと思います。
その原因は人間関係だ、と思い込んでいる場合もあります。実際そうかもしれません。
でも、ストレスの影響を受けやすいカラダになってしまっている可能性もあります。
その原因は「首」かもしれません。
デスクワークやスマホの影響で姿勢が悪化し、首が痛んでいるかもしれません。
ストレスによって首が緊張
ストレスによって心拍数が上がったり、食欲がなくなったりする経験は誰でもあります。
あまり意識していませんが、ストレスを受けるとカラダの筋肉が緊張(硬直)して、血行が悪くなっています。
ストレスでなくても同じ姿勢を続けると肩こりなどが発生するのですが、筋肉に起こっていることはどちらも同じです。
近年、パソコンを使ったデスクワークが増えて、首が前に出る姿勢を続けることによって首にかなりの負担がかかっています。
これだけでも、首コリが発生しやすくなっています。
加えてストレスがかかると、顎、腕、肩などに力が入ってしまい、相乗的に首のコリを悪化させてしまいます。
これを自覚しておくだけでも、筋肉の緊張をほぐそうという意識がはたらくのですが、自覚がないまま時間が経過すると、首のコリが慢性的になっていきます。
首の緊張がストレスの影響を悪化
首がこるとどうなるでしょうか。
首の周囲には、カラダの重要な機能をつかさどる大切な神経が通っています。
自律神経もそうですが、さまざまな神経が通っています。
脳と、首より下の胴体とをつなぐ場所が首しかないことを考えると、容易に想像できますね。
こんなに重要な首が緊張して血行不良が起こると、首自体の痛みやシビレならまだいいのですが、全身に症状が出てきます。
以下、自分の経験ですので、どこかの情報ではありません。
めまい、動悸、眼精疲労、睡眠障害、ゆううつ感、食欲不振、などなど。
ありとあらゆる症状が出てきます。
いったい何の病気になったんだろうと、数年の間、不安な時期を過ごしました。
そのうち、ストレスというよりも「首」かな、という疑いを持ち始めたのです。
医者や整体師の方でも、ズバリとは言ってくれませんでした。
首が緊張やストレスのバロメータに
まず、首がこっているという自覚を持つことからスタートです。
幸か不幸か「痛み」がなかったため、あまり自覚がありませんでした。
しかし、ストレスを受けたときに、妙に首が張る(緊張する)感覚があったので、首とストレスが密接に関連していると気付きました。
それ以降、首がセンサーとなって、ストレスを受けた瞬間を自分で自覚できるようになりました。
自覚をすれば、意識して首のコリを取るように心がけますから、ストレスを受けて緊張しっぱなしの首を、毎日放置することもなくなったのです。
ストレスで緊張した首をゆるめるために
首には大切な神経がたくさん通っているという知識を以前から持っていましたから、自己流であれこれ首をいじるのは、カラダに良くないと思い込んでいました。
ですから、ストレスによって首が緊張していても放置していたのです。
ところが、首のコリが万病のもとであると自覚してから、自己流ながらネット情報も参考にして、首の緊張を取るように心がけるようにしました。
ツボ押し、首のストレッチ、姿勢の改善などを心がけました。
ツボ押しやストレッチは、緊張してしまった首をほぐす行為ですが、姿勢の改善は、首がこらないように根本原因を取り除く行為です。
上記では書きませんでしたが、頭はボーリングのボールくらいの重さがあり、これを背骨などで支えています。
デスクワークやスマホの影響で姿勢が悪くなると、背骨ではなく、首の筋肉で頭を支えることになり、とんでもない負担が首にかかるのです。
これを知っているのと知らないのとでは、首や肩のコリの重篤さが、雲泥の差となります。
このように首を意識するようになって、1~2年くらいかかりましたが、病名のつかない変な症状は徐々に良くなりました。
まとめ
仕事をしている以上、まったくストレスを受けないなど、あり得ません。
ストレスと上手に付き合うしかないのもわかっていますが、それでもストレスが原因となって、カラダが悲鳴をあげることもあります。
もはや、ストレスなのか何かの病気なのかわからなくなるほど、症状がひどくなる場合もあります。
医者へ行っても病名がわからないのであれば、一度、自分の首を疑ってもいいと思います。
姿勢が悪いのであれば「首コリ」があるのは、まず間違いないと思われます。
うまく首コリを解消できれば、快適な生活ができるかもしれません。
少なくとも私の体調不良の半分くらいは、首コリが原因だったといえます。