年齢を重なると、スパッと眠りに入りスパッと起きることがだんだんとできなくなってきます。
眠れたとしても疲労感がいつまでも続く感覚があります。
いわゆる睡眠障害です。睡眠障害の原因としてよく挙げられるのは、ストレスですね。
形のないストレスが睡眠障害の原因である場合は多いといえそうですが、本当にストレスだけが原因なのでしょうか。
睡眠障害に苦しむことが多い私の意見ですが、意外なところにも原因がありそうです。
睡眠障害の原因をストレスに決めてしまうと薬に頼ることに
眠りたいのに眠れないと、その原因を知りたくなります。
でも、原因なんて簡単にはわかりません。原因がわからないため、ストレスのせいだと思ってしまうこともあります。
実際のところ、ストレスで睡眠障害になる場合も多いでしょう。
原因がわからないと、とにかく眠るために、市販薬や処方薬に一時的に頼ってしまうこともありますね。
一時的ならまったく問題ないと思います。
しかし、長期間になると、やはりカラダへの負担も大きくなります。
睡眠障害の原因はストレスとカラダのどちらが先?
そもそもですが、ストレスを受けるとカラダは委縮(硬直)します。
これによって筋肉がこわばり、血行が悪くなります。
「血行不良」といっても、血管が詰まるようなひどいものではなく、毛細血管のなかの血液の流れの不良です。
寒くて手がかじかむときも毛細血管の血流が悪化してますよね。他にも、少しでも脳の血流が悪くなると、パフォーマンスが低下しますよね。内臓でも同じことがいえると思います。
この現象が脚や腰だけならいいのですが、繊細な神経が通る首などで起こってしまうと、いろいろなつらい症状が起こりそうですね。
ストレスが直接睡眠障害の原因なのか、それとも、ストレスで硬直して血行が悪くなった筋肉が睡眠障害の原因なのか、自分でもわからないですよね。
どうせわからないなら、得体のしれないストレスよりも、自分のカラダにアプローチする方がわかりやすいといえます。私は、このように考えることにしました。
ストレスが原因であったとしても他の手段で睡眠障害を解消?
ストレスをなくせればいいのですが、やはり困難でしょう。
では、血行を良くして睡眠障害を軽減してやろうという発想はいかがでしょうか。
わかりづらいストレスよりも、筋肉の血行不良に原因を求める、ということになります。
筋肉の血行不良を軽減する方法には、いくつかあります。温める、動かす、押す/もむ、などです。
睡眠障害の原因となる血行不良は、主に頭部、首、肩あたりの筋肉で起こってしまうという予想を(私が)持っています。
ですので、首の後ろ側をホットタオルで温める、頭部をもみほぐす、肩の筋肉をストレッチさせる、といった行為は、睡眠障害の解消へつながると期待できます。
睡眠障害の原因をなくすには寝る前の儀式(ルーティン)が大切
このような「血行促進」行為を、寝る前に実行するとよいですね。
頭や肩だけに関わらず、大きな筋肉を伸ばしてやるのも、睡眠障害に効いているという実感があります。
全身の血行を良くしてから眠りにつくのも良いと思います。
ストレッチ、ホットタオル、マッサージ器具などが活躍します。
寝る前のゆったりした時間を毎日のルーティン作業にあてることができれば、徐々に睡眠障害を軽減できそうな気がします。
ルーティン自体がストレスになり、眠れない原因になったら逆効果ですが(笑)。
寝る前の深呼吸だけでも、自律神経が整う感覚があり、だいぶん違いますよ。
原因をストレスに向けず、割り切ってカラダに向けてみると、ストレス自体を少し忘れることもできますから。
まとめ
睡眠障害の原因をストレスだと思い込むよりも、硬直して血行不良になった筋肉が原因だと割り切ってみるのも、改善への1歩かもしれません。
眠らない原因をはっきりさせることは現代医学では難しいようなので、割り切ってカラダの血行不良を原因にしてしまいましょう。
血行不良を改善すれば、カラダの硬直も取れるはずです。