慢性的にめまい感があったり、動悸がしたりしませんか。しばらくの間、サプリメントでごまかしていてもやはり治らないことはありませんか。
特に、毎日デスクワークをしている人。
原因不明の自律神経失調症ではないかと不安感だけが独り歩きしていませんか。
私は、何年間も悩まされ続け、いくつかの原因を疑っていました。
もちろんストレスもあったのですが、慢性的な症状が解消してみると、けっこう首こりが大きな原因であることに気づきました。
首こり?自律神経?いったい何?と思われた方はお読みください。実体験です。
原因不明の体調不良が続くときに首こりを疑ってみる
パソコンを使ってデスクワークをしていると、どうしても頭が前に傾きがちです。
しかも、キーボードを使うために両手も前へ出ますので、余計に首が前へ傾いてしまいます。
首の筋肉は、5~6kgもある頭部を支えています。よく考えると、頭部には脳みそがあるわけですから、けっこうな重量を持っています。
その頭部をじーっと支えている首の筋肉は、相当な負荷がかかっているのです。
しかも首には重要な神経が通っていて、全身のバランスを整える自律神経も通っていま
す。
その首がこってしまって、血行不良が起きたらどうなるでしょう。
頭部へ届くはずの血液が少なくなるのはもちろんですが、自律神経が乱れてしまうそうです。
自律神経は、アクセル役の交感神経と、ブレーキ役の副交感神経があることは、よく知られています。
自律神経が乱れると、(通常は)交感神経が暴走して、カラダが興奮状態のままになってしまいがちです。
そうなると、動悸、めまい、といったつらい症状が出るそうです。
自律神経を乱している原因がまさか首こりだったとは
しかし、「首こり」と「自律神経」とが関係しているなんて、思いもつきません。
自律神経失調症の原因は、えたいの知れないストレスではないかと思うのが一般的だと思います。
ストレスを減らせば変な症状も減るだろうと、数年間いろいろと試行錯誤でした。
しかし、これといって直接解消してくれるもの(解消してくれること)は、見つけ出せませんでした。
あるとき、原因が首こりではないかと気づいてから、それなりの対策を続けたところ、半年くらいで改善したという実感が出始めました。
最初に効果を実感できたのは、姿勢の改善による効果でした。
デスクワークによる首こりを解消するための自律神経にやさしいあれこれ
姿勢改善も重要です。いくら首コリを解消しても、姿勢が悪かったら首コリの悪化を助長しているようなものです。姿勢改善は、首コリの予防です。
改善と悪化を毎日繰り返していると、いつまでたっても良くなりません。
では、凝ってしまったコリはどうするかといいますと、一般的には「もんでみる」のが手っ取り早いのでしょう。
「もむ」のも良いのですが、自分自身の力で筋肉を動かす方法が、ケガもなくベターといえます。
デリケートな首を動かすには、ねじることをお勧めします。
激しく首を動かすのではなく、あくまでもじわーっとねじって動かします。
斜め上を見るようなポーズは良いですね。
首こりが解消すると自律神経が整うという実感
原因不明の体調不良が続くと、病名がはっきりしないこともあって、気分がめいってきます。
病名もないのに、眼精疲労、動悸、めまい、睡眠障害といった症状が慢性的に続くので、精神的にも参ってきます。
その原因の一つが首コリであった場合、首コリが解消すると、まず気分が上がります。
頭の冴え感が出てきます。
世の中はこんなに明るかったのかと思えるくらいです。でも、うつ病だったわけではありません。
首コリが少し解消されるだけで、こんなに症状が改善するなんて、自分自身でびっくりしています。
まとめ
肩こりだけでなく首こりにも注意。特に、自覚がない場合は要注意です。
頭痛やめまいの原因が、首こりによる自律神経の乱れにあるかもしれません。
首はデリケートな部分であるため、むやみにもむよりも、自分自身の力で首周囲の筋肉を動かしてやると良いです。
首こりを解消して最も実感があるのは、視界が明るくなり頭の冴え感が出る点です。
デスクワークの途中で、積極的に首こりを解消すべくストレッチをしましょう。
体調不良が続くと病名を知りたくなりますが、病院に行っても病名がつかない場合もあります。そんなときは、病気を疑うよりもまず首こりを疑ってみるのも一つの案です。