カポエイラって聞いたことありますか。「カポエラ」にも聞こえます。
カポエイラは、ブラジル発祥の武術だそうです。周囲の人が歌を歌いながら、円陣のなかで様々な動きが繰り広げられます。
武術の要素とダンスの要素の両方があり、珍しいと思います。
アクロバット的な動きもあるので、体幹と筋力と柔軟性とすべてを鍛える必要があるようにも思われます。
しかし、意外なことに女性の愛好家の方が男性よりも若干多いそうです。
しかも、世界中に愛好家がいるそうです。
勝ち負けがなく、ユネスコによって無形文化遺産に登録されているというのも、興味深いですね。
私は、空手にもダンスにも興味があるのですが、カポエイラを見た瞬間に度肝を抜かれました。
これだ~。でも、どちらも習ったことがないのです。
今回、体験できる機会は貴重なものでした。体験してきたので以下にご報告します。
体幹の強さが選手の動きからわかるカポエイラ
(参考)YouTube動画 TKDメディア
動きの第一印象は、「ねじる」、「回転する」です。
最初に「ジンガ」という基本の動きがあって、そこから様々な動きが繰り出されます。
ねじりながら倒立する、回転しながら足蹴りをする、といった動きです。
どう見ても体幹トレーニングをしていないと難しそうです。
味方によっては、ムチのようにカラダがしなるようにも見えます。
力強さだけでなく、しなやかさもある動きなので、単なるアクロバット系の動きとは違います。
体幹を十分に使って自分のカラダを思い通りに動かすカポエイラ
ふたりで向かい合いながら、相手の技をよけつつ、自分の技を相手に繰り出す、という駆け引きがあります。
相手を倒すことが目的ではないため、戦っているのかじゃれ合っているのか、一見すると混乱します。
それがいいところかもしれません。日本の合気道も勝敗を付けませんよね。
ねじる、回転する、倒立する、キックするといった動きを同時に行うので、筋力というよりも、体幹と柔軟性が勝負です。
だから、男性だけでなく女性も多いのでしょう。技の難易度が低いものであれば、老人や子供でも楽しめそうです。
動きがダンスっぽいですから。
体幹を支える全身の筋肉は自分のカラダをあやつる道具
中腰体勢になったと思ったら、ジャンプする。
キックしたと思ったら、倒立する。
こんな動きの連続ですから、単なるスピン、単なる前転や後転とは違います。
思い通りにカラダを動かしたいという脳の指令が、そのまま動きになっています。
まるで、自分で自分のカラダをブンブン振り回しているかのようです。
こんな風に自分のカラダをあやつれるようになったら、さぞかし気分がいいことでしょう。
カラダをあやつるためには、筋力トレーニングも必要ですが、動きをカラダに伝える脳も必要ですね。
まとめ
カポエイラに関するウェブサイトみるとわかりますが、子供の習い事にもなっているようです。女性も多いようです。
音楽につられて動いているうちに体幹トレーニングができてしまうカポエイラは、体幹トレーニングにお勧めです。
サークルの形式、フィットネスジムの形式、子供の習い事、いろんな形式で参加できるようです。