yugusuki’s blog(ゆぐすきブログ)

ウェルネスに興味ある中年男性のいろいろブログです

おそらくきっと何かが変わる最近の世界騒動

やっかいなウイルスに対して最も気になるのは、自分の命、そして自分にとって大切な人の命です。

最も大切なので、そちらだけに注意が及んでしまいますが、ちょっと俯瞰(ふかん)して観察してみます。

失われてしまいそうなこと、崩れてしまいそうなこと、新たに出来上がりそうなこと、いろいろと混在しているように思えます。 

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ウイルスのやっかいさ

そもそもウイルスは、動物などの生物に入り込まないと自分自身では増えることができません。そのため、生き抜く戦略として今回の新型ウイルスは人間を新たなターゲットにしたのです。

 

そうしたいと自分で思っているわけでもなく、自然現象にまかせていたら、人間を攻撃する性質を持ってしまったということです。

 

しかも、100%死なせてしまったら自分自身も宿主を失うので、ほとんどの人は生き続けるのですが、体力のない人は最後まで追いつめてしまうという、人間にとってはやっかいな存在です。

 

歴史的に見ても、ウイスルによる疫病は世界が変わるきっかけをつくったようですね。かつてのスペイン風邪が第一次世界大戦を終結させるのに役立ったのだとか。

 

まだ人間が世の中にいないときにも、ウイルスによって動物になんらかの突然変異が起こって、それがきっかけで進化した生物がいるとかいないとか。キリンの首が長いのは、ひょっとしたらウイルスのせい、、、、という説もあるようです。

 

厄介ものだけど非常にフェアな存在

今回の騒動で際立って思うことは、誰にも均等に不安感を与えているという点です。こんなにも均等に、平等に不安感を与えた事件は、他にないのではないでしょうか。

 

立場、収入、場所などまったく関係なく、すべての人々を不安にしています。マイナスの悪影響ですが、フェア感はかなりあります。

 

そして、世界中が1つの共通する敵と戦っている状況は、今までに記憶がありません。

 

戦争であれば特定の国同士の戦いです。自然災害であれば世界のどこかの局地的なできごとです。ですが、今回は人間ではないウイルスに対して、同時に戦っているという点で世界中で同じ状況が起こっています。

 

小さい存在なのに決して人間に支配されず人間に強い影響を与えるウイルス

一方で、どうしようもない無力感もあります。日本人が地震などの自然災害で味わう無力感のような感覚が、世界中で起きているようにも思います。

 

あっという間に人の命を奪ってしまう場合もあるので、どうしようもなく、あぜんとしたまま、時間だけが過ぎ去っていく感覚です。無常観とでもいうのでしょうか。

 

今回の騒動が終わったら、経済がV字回復するとか、新しいワクチンで撲滅できそうとか、いろいろな期待もあります。

 

しかし、予測できないもっと大きな変化が世界中で起こる可能性があると思います。それは何かという予想は難しいのですが、少なくとも日本での働き方は、ガラっと変わるように思います。

 

週末に余暇を楽しむこともままならず、なんとなくメンタルの不調を感じている人も多いと予想します。

 

目に見えないウイルスを支配できないどころか、ある意味人間がウイルスに支配され、強い影響を受けているのです。

 

この危機を乗り越えた先にある、予想もつかない未来はいったいどんな未来なのでしょう。期待半分、不安半分で、もうしばらくおとなしく自宅にいようと思います。