デスクワークをしていると、いつのまにか、猫背気味になっています。
いくら注意をしていても、キーボードを使っているうちに、肩が前へ出ます。
その結果、猫背の姿勢になり、背中側の筋肉が張ってきます。
長年、この背中の張りを一晩で取れないものか、と模索してきました。
ヨガを試してみたり、ストレッチポールを使ってみたり。
そのうち、自分流で背中の張りを取る方法を見つけ出せました。
肩甲骨に挟まれたあたりの背筋が緩むのを感じることができる方法です。
結論からいいますと、
1.ヨガのダウンドッグと、
2.ストレッチポールを背中に当ててゴロゴロする、という2つの組み合わせです。
ダウンドッグというのは、上のイラストの通りのポーズです。
下向きの犬のポーズともいうようです。
筋力が必要、体幹が必要と思われるかもしれませんが、やってみるとわかります。
意外と、背中側はゆるんでいるのです。
背中の筋肉をゆるめる代わりに、手足、腹筋などを使っている感覚です。
同時に、太ももやふくらはぎの筋肉をストレッチしている感覚もあります。
このポーズをしたときに、肩甲骨の間にある背骨(胸椎)が「ポキッ」と鳴るようでしたら、背中側の筋肉が相当緊張している証拠です。
このポーズで、まず「ざっと」緩めてから、次のストレッチポールへ進むことをお勧めします。
いきなりステレッチポールを使ってゴリゴリしてもいいですが、背中側に筋肉が一気に伸ばされることになり、バキバキという音が鳴ります。
少しずつ緩める方が良いですね。
次に、ストレッチポールで背中側の筋肉をグリグリします。
ヨガポール、リリースローラー、フォームローラーなどという言い方もあります。
ストレッチポールというのは、商品名のようです。
立った姿勢で、自分の背中のカーブを鏡で見てみると、みごとに猫背になっています。
肩甲骨の間にある背骨部分が、ちょうどくの字に曲がっているところがあります。
この「くの字」部分をポールに当てます。
腰の曲がったご老人の背中を見てみると、ちょうどこの部分で「くの字」に曲がっていますね。
自分の身長方向に対して横向き(左右方向)にポールを配置して、床に置きます。
仰向けになり、ポールの上に自分の背中「くの字」を乗せます。
少しずつ体重を乗せながら、背中の筋肉をゴリゴリします。ちょうどマッサージをしてもらっている感覚です。
さきほどダウンドッグのポーズでほぐれた背中の筋肉が、さらにほぐれていきます。
ほぐれてきたら、背骨(胸椎)が少し「逆くの字」になるくらいまで、ポールの曲線に沿って背骨(胸椎)を反らしてみてもよいです(無理のない範囲で)。
この2つの方法を連続して行うと、とりあえず背中の筋肉の張りを和らげることができるのです。
ダウンドッグのポーズをするとき、手がすべるとうまくできませんので、ヨガマットは、あった方がいいかもしれません。
でも、100均のすべり止めマットでも代用できますよ。
また、ストレッチポールをいちど購入してしまえば、それ以降の費用がかかりません。
クスリやマッサージ屋さんに頼らなくても、背中の張りを自分でケアできます。
試してみてくださいね。