他人の気持ちをくみ取れる能力は、組織で仕事などを進めるうえで必要です。
チームプレーを進めるときに、自分勝手なことをされると混乱しますね。
しかし、他人様の気持ちがわかりすぎる場合、これはこれで困ってしまう場面もあります。
他人様の気持ちがわかることは、共感力に優れていると言い換えることもできます。
共感力が低いと、他人の気持ちを考えずに自分のやり方を進めてしまいます。
自分のペースで進めますから「速さ」という点では、効率良いともいえます。長所でもあります。
しかし、仕事において責任者である人がこのような進め方をしてしまうと、周囲の人はかなり「振り回される」場合があります。
その言動があまりにもひどいと、傷ついてしまうこともありますね。
他人の気持ちがわからないままの言動は、本人にあまり悪気がないことがおおく、あきらめるしかないこともあります。
この人、サイコパス気質?と気づいたらまだあきらめもつきますが、どこまでも耐えてしまう人もいるでしょう。
そんな「耐えて」しまう人ほど、共感力のない人との組み合わせとしては、好都合となる確率が高いのかもしれません。
共感力の低い夫、彼氏に困っている女性もいるかもしれません。
そんな女性は、共感力に優れているからこそ、相手の気持ちを察してしまうのです。
これって、共感力のデメリットではないでしょうか。
共感力を持っていることは、良いことですが、ほどほどの共感力でないと、自分自身のエネルギーを使い果たしてしまいます。
いくら身近にいる人でも、別人格です。
結局、別人です。血縁があったとしても別人格です。
生れながらに共感力に乏しい人もいるそうです。
外見ではわからないため、そんな人にいつのまにか巻き込まれていることだってあります。
そんな場合、人によって共感力はバラバラなのだから、相手が共感力に乏しいタイプだとか、あるいは、自分が強すぎる共感力を持っていることに「気づく」ことが大切です。
いったん気付いてしまえば、客観的に相手と自分との関係性を観察できます。
心理的な距離を置くべきとか、縁を切るべきとか、冷静に判断できます。
傾向として、男性は共感力の低い人が多く、女性は共感力の高い人が多いようです。
だからこそ、男性には突破力のある人がいるのかもしれませんし、女性には気遣いのできる人がいるのかもしれません。
性差による傾向もありますが、生まれ持った気質で決まることでもあります。
エネルギーを吸い取られてしまっている、と感じて疲れを感じている人は、こんな共感力視点で相手との関係性を考えても良いですね。