どんどんデジタル化が進んでいく世の中から、高齢者が置いてけぼりになるおそれがあります。
せっかく役所手続きをデジタル化しても、今後増えていく高齢者が利用できなければ意味がありませんね。
デジタル化についていけない高齢者のせいにするのは簡単です。
でも、バブル世代に近い私自身、PCの操作(Windows)なら大丈夫なのですが、スマホの操作にはなかなかついていけてません。
デジタル、デジタルと効率のことだけもてはやされていますが、
アナログ的に手書きで年賀状やはがきを書く行為は、人間らしくて良いと思います。
温かさがあるので、手書きの手紙をもらうと気持ちが動きます。
こういったアナログの世界で、今の高齢者は年齢を重ねてきたのです。
こんな環境で生きてきた高齢者のアナログ成果物を簡単にデジタル変換したいものです。
完全にデジタル化するのでなく、おいしいところだけデジタル化したら良いのではないでしょうか。
スマホのアプリでは、紙に印刷した写真をカメラで撮って簡単にデジタル写真にできるアプリがあるようです。フォトスキャンとかいうアプリです。
これと同様に、手書きの手紙やはがきを簡単にデジタルはがき(手紙)にできるアプリを、だれか開発してくらたらいいのに、と思います。
高齢者に向けて開発するのがミソです。
とにかく簡単に操作でき、簡単に保管でき、簡単に送ることができるアプリです。
もし、このアプリが有名になれば、デジタル機器が嫌いな高齢者もスマホを使いたいと思うきっかけになるかもしれません。
新聞やラジオに投稿したいと思った場合でも、今ではメールやツイッターが当たり前になりつつあります。
こんなときでも、手書きで作成してデジタルで送ることができれば、楽しいと感じてもらえるのではないでしょうか。
作る過程はアナログのまま、保管する過程だけをデジタル化できるので、ハードルを低くできそうです。
手書きの手紙を画像化するだけならソフト開発も簡単でしょう。
しかし、せっかく書いた文字をテキスト化しないともったいないです。
わざわざ文字をタイプしなくてもテキスト化できる工夫が必要です。
OCRになるのか、音声入力になるのか、それはちょっとわかりませんけど。。。。
特に、親と子が遠く離れて暮らしている場合、威力を発揮しそうです。
高齢の親と遠く離れて暮らしている中年の子は、多いのではないでしょうか。
連絡を取りたいけれど、いまだに電話でしか連絡できない状況というのは、子にとって、いろいろな意味で心配です。
なにかあった場合にすぐに連絡を取れる状況にしておきたいものです。
そのためにも、高齢者にはスマホを使えるようにして欲しいのです。
スマホが使えれば、メールだけでなく、ネット電話だってできますから。
高齢になってからスマホを使おうと思うためには、興味を引く動機付けが必要です。
高齢者向けのアプリ開発なんて、華やかでなく地味なことでしょう。
しかし、人口の多い高齢者のためのアプリがヒットすれば、もしかしたら高齢者のスマホ事情が大きく変わるかもしれません。
人口が多い分、動くお金も大きいですね。