スマホを日常的に使用する生活になって、毎日、夜にスマホを充電することがあたりまえになりました。
ガラケーであれば、充電しなくても1週間程度もつ場合もあったのですが。
しかし、毎日充電していると、そのうちケーブルが傷む場合もあります。
コンセントに刺すアダプタがおかしくなる場合もあります。
そんなとき、安くて済むから100円ショップでアダプタやケーブルを購入しがちです。
正しい製品を購入すれば問題ないのですが、ごくまれに、充電がうまくいかない製品があります。
100円の製品が粗悪というよりも、スマホの充電規格と、購入した製品との相性が合ってないのです。
充電のとき、データ転送のときにUSBケーブルを使用しますが、データ転送については、ここでは割愛します(USB2.0/3.0など)。
コンセントから充電する場合のお話です。
多くの場合、コンセントに差し込むアダプタがありますね。
コンセントの反対側に、USBを差し込む穴がある四角い小さな箱のような部品です。
この部品に差し込むUSBの形状は、ほとんど「Type-A」です。
パソコンにあるUSBの形状ですから、すぐにわかります。
問題は、このアダプタを買い替える場合です。また、このアダプタから伸びるコードの先の形状です。
USBの形状
コードの先は、「MicroUSB Type-B」になっていたり、「Type-C」になっていたり。
ややこしいのは、iPhoneがライトニングという独自形状をしている点ですね。
最近発売されたスマホやタブレットは、「Type-C」に統一されつつあります。
「MicroUSB Type-B」は、台形のような形状で、向きによって刺せたり刺せなかったりする形状です。
一方、「Type-C」は、長い長方形の両端が丸みを帯びたような形状です。差し込むときの向きは関係ありません。
今まで「MicroUSB Type-B」で充電できていても、新しく購入したスマホは、「Type-C」に変わる可能性大です。
しかし、形状だけでなく、充電時の電圧や電流を気にする必要があります。
コンセントプラグに差し込むアダプタが適正な電圧/電流に適合しているかどうかが大切です。
充電時の電圧/電流
スマホの充電は、電池に電流を流し込む操作です。
電池へ電流を流し込むときに、あまりにも多くの電流を一気に流し入れてしまうと、電池が故障してしまいます。
ですので、充電するときに最も注意を要するのは、適切な電圧/電流です。
複雑な事情となっている理由は、スマホの機種によって、充電時の電圧や電流がまちまちである点です。
仮に、今までうまく充電できていたとします。
ケーブルやコンセントに刺すアダプタのみを変える場合、コンセントに差し込むアダプタの表示に注目します。
「output」の電圧値や電流値が必ず書いてあります。
その値に適合する製品であれば、100円ショップで購入しても大丈夫です。
従来の製品では、「5.0V」(電圧)/「1.0A」(電流)といったものが多かったのです。
電圧の「5.0V」は、従来も今も変わっていないようです。
しかし、高速充電対応のスマホが出てきたため、「2.0A」(電流)でもOKな場合があります。
「2.0A」可能な製品に「1.0A」のアダプタを使って(1.0Aで)充電しても、電池が壊れることはほぼないと思われます。
でも逆にすると大変なことに。
本来「1.0A」で充電するスマホに、無理やり「2.0A」で充電することになります。
スマホの電池が傷むだけならいいのですが、発熱して、最悪発火する場合もあり得ます。
つまり、電池が耐えられる電圧/電流で充電すればよいのです。
規格よりも小さい電圧/電流で充電すれば、大丈夫です。
うまく充電できない場合はあっても、発火するようなことはないと考えられます。
ですから、今まで安全に充電していたコンセントアダプタの「電圧/電流」は、必ずチェックすることをお勧めします。
「output」と記載されている部分です。小さくて読みにくいですけど。
コードについては、電流が大きすぎると発熱する可能性があります。
「2.0A」に適合している充電コードであれば、コード自体が発熱することもなく安全に充電できるはずです。
まとめ
USB形状はみればわかります。
でも、充電時の電圧や電流は、見てもわかりませんね。
ただ、コンセントアダプタの「output」の表示を見れば、今までうまくいっていた通りに充電できます。
これさえ押さえれば、100円ショップの充電用付属品でも大丈夫です。
電気の知識があればいいのですが、わからない場合は、スマホを購入したときに付属していた充電器を使い続けるか、使っているスマホ専用の充電装置をネットで購入する方が安全です。