少し前までクールジャパンなどという決まり文句で、日本の良いところがもてはやされていたと思います。
昨年の始めまで、日本に来る観光客にも日本の評判は良かったと記憶しています。
最近、エンターテイメントの世界で、お隣の国の勢いがすごいものだから、クールジャパンも消えつつありますね。
とはいえ、緻密なことを正確にやってのける国民性は、いまでも存在すると思います。
嫌な言い方をすると、世界標準よりもけっこう神経質な国民性かも。
言い方を変えると、何か納得のいくところまで極めないと気が済まない気質がどこかにある。
そんな気質を活かし切れていないと思うのです。
多様化の時代ですよ、パンデミックで今までの常識が通用しない時代ですよ。
日本の国民性を活かす突破口を見つけ出さないといけないタイミングかも。
お隣の国や、そのお隣の国は、国策でいろいろと方向性を決めて実行してしまうところがあります。
良いか悪いは別として、エンターテイメント、アニメなど、チカラを入れている分野がありますね。
その反面、個人の能力にまかせている分、なにか新しい芽が出てくるまで「待ち」の状態が続いているような気がしてなりません。
今後、消えていくと思われるビジネスもあり、伸びてくビジネスもあります。
人出不足といわれる一方で、倒産する会社もあります。
人口が減っているのですから、必要なところにたくさんの人が参入すべきなのに、こんな状況です。
人口が減っているのですから、もう年金はあてにならず高齢者も働けという雰囲気です。
そうならば、足りないビジネスにどんどんシフトすればいい。これぞ「モッタイナイ」精神です。
しかし、人は簡単に変われませんから、「シフト」が難しいことも理解できます。
でも、次をどうするかを考えて実行しなければ、何も起こりませんね。
権力を持っている国や地方自治体が規制緩和して、どんどん人を「シフト」させるように仕向ければ、多少は変わってくるのではないでしょうか。
若い人も、中高年も、変わることを楽しむくらいでないと「シフト」は進まないのでしょう。