ワクチンを予約するために、電話でないと予約できない、そんなご老人がほとんどでしょう。
世の中の変化が激しすぎて、スマホだけでなく、パソコンの操作にもついていけない人がほとんどです。
仕事でもパソコンを使わなかったのですから、しょうがないですね。
しかしですよ、もし、ご老人のほとんどがパソコンやスマホを使える状況になっていたら、ワクチン接種のための環境整備は、どれだけスムーズにできたでしょう。
もちろん、その前に役所のデジタル化が必要なのですが。
日本は戦後に成功したビジネスモデルが長く続いたため、世界がネット社会になっているのに、乗り遅れたようです。
そのしわ寄せが、ご老人にも。
デジタル技術がすべて素晴らしいとは決して思いません。
特にセキュリティの点では、デジタル技術はあまり安心できません。
でも、ネットの世界にどこかでつながっていないと、もはや社会と切り離された感覚になるのではないでしょうか。
今の80歳以上は、団塊の世代よりもさらに上の世代です。
以前でしたら、80歳なら新たにスキルを身に着けるなんて無理と思っていましたが、
80歳以上でも元気な人は元気です。生きるチカラもまだまだあります。
そんな80歳以上の人にも、ネットにつながれるデジタルスキルを身に着けてもらいたいですね。
それが自分の親ならなおさらです。連絡ひとつメールでできないなんて、ちょっと寂しい。
こんなときに、格安スマホを使ってスマホデビューしてもらったらいいと思います。
月当たりに使う容量はわずかなので、月に数百円もあれば、とりあえずスマホを持てます。
これくらいの負担は、子供(50~60歳の中年)がしてあげてもよいでしょう。
そんな子供自体が、格安スマホの加入方法を知らないのですが(笑)。
せめてスマホを電源を入れて、メールアプリを開いて、ガラケーと同じように文字入力できれば、なんとかなります。
ラインやgメールがあれば、メールも電話もビデオ通話もできるんですから、利用しない手はないですね。
デジタル技術にあまり付いていってない中年の子供が、少しがんばって親のためにデジタルを勉強すべきなのかもしれません。