子供の頃に公園でなにかを集めて遊んだ経験はありませんか。
ダンゴムシを集めたり、葉っぱを集めたり、意味もなく集めて遊んでいました。
少し木が生い茂ったところに行くと、ヘビの抜け殻を見つけ出してキャーキャー騒ぐこともあったような。
街中で暮らしていると、そんな遠い過去の話は忘れてしまいます。
そんなゴミみたいなものであっても、意外と需要があるようです。
徳島かどこかのおばあちゃんが、山のなかできれいな葉っぱを集めてきて、立派に商売をしていると聞いたことがあります。
高級料理に沿える、飾りの葉っぱですね。
そうなんです、ネット環境が整ったことによって、田舎では普通に落ちているものが、商品に化けることがあるようです。
松ぼっくりがメルカリで売れる場合もあるそうです。工作に使うのでしょうね。
他にもいろいろとあります。
蝉のヌケガラ、蛇のヌケガラ、松の葉、、、、、、
海岸の漂着物のきれいなものが商品になるように、山の中に落ちているものが、商品になるようです。
そうなんです。
田舎に住んでいると、田舎の価値がどこにあるのか、意外とわかっていないのです。
都市と田舎と両方を経験すると、見えてきます。
両方の足りないものが見えてきます。
田舎でタダでゲットできるものに価値があると気づけるのです。
田舎にもいいところはたくさんありますが、その価値が金額になって見えてきません。
ですので、田舎の何に価値があるのか、現地にいても気付けないのです。
そのミスマッチをネット社会が少し変えました。
まさか、子供の頃に拾い集めて遊んでいた松ぼっくりや松の葉が商品になるなんて。
自然物だけでなく、人工物でも価値はあるようです。
食パンの袋のクチを縛るところにある固定部材ってわかりますか。
正方形の薄い板の一部が欠けて、真ん中に穴が空いているものです。
これも、実は価値があってメルカリで売れるそうです。
物が売れるって楽しいですよね。
日本で増えているご老人も、売る楽しさを知っているハズです。
時間のあるご老人がネットに入ってきて、ネットの良さを実感できたら、日本社会も活発になるのではないのかな、と思います。
一方で100歳まで生きろといわんばかりの政府のかけ声があり、一方で年金制度が破綻して老後の収入がどうなるかわからないと言われ。
今60歳であっても、あと30年くらい生きる可能性だってあるのです。
少しでも収入をゲットし続ける必要があるなら、ネットの良いところを利用するすかないのではないでしょうか。
高齢になると、カラダが動かしにくくなるんですから。