コンビニの食べ物は、開発競争されてどんどんおいしくなっているようです。
確かにその通りだと思います。
おにぎりの開発力、お弁当の開発力、お惣菜の開発力、どれもこれもすごいなと思います。
サラダチキンが発売されたときは、ズバリこんなの欲しかったと思ったのです。
でも、少し違和感を感じてしまう自分もいます。
コンビニ弁当と、スーパーのお惣菜コーナーのお弁当と、何かが違う気がするのです。
うまく説明できませんが、コンビニ弁当は、何か「食品工場の味」がするのです。
実際のところ、ベルトコンベアに乗って次々と生産されていると思いますので、コンビニ弁当に「食品工場の味」がしていても、不思議ではありません。
感覚的なことを言いますと、コンビニ弁当のなかには、おかずやごはんという商品が入っている感覚です。
味からも、そんな感覚を受けてしまいます。
何が違うのか自分でもよくわかりません。
最近コンビニで販売されているカット野菜も、同じような感覚を受けます。
薄い消毒剤で消毒されているせいか、野菜がすでに商品になってしまっているような感覚を受けます。
千切りされたキャベツがすでに商品化されてしまっている、といえばいいでしょうか。
一方で、スーパーのお惣菜コーナーのお弁当は、作ってからあまり時間がたってないせいか、おかずが商品化されている感覚があまりありません。
お惣菜として作られたおかずがそのまま入っているように思います。
こんな感覚ありますか。
「おいしい」という感覚とは、別の感覚です。
規格化されたおかずという商品が、パック詰めされたのがコンビニ弁当、という言い方がいいのかもしれません。
こんな感覚があるため、お弁当は、コンビニでなくスーパーで買う方がはるかに多いのです。
コンビニ弁当を毎日食べている人にとっては、「何?」かもしれません。
でも、この感覚は、あながち間違っていないようにも思います。
理屈ではない自分の五感を信じようかと思います。