幕末から明治にかけて日本は大きく変わったのだと思います。
学校で近代史を習っていた頃は、歴史なんて興味もなかったのですが。
暦を無理やり旧暦から西暦に変えたとか、戸籍制度を始めたとか、
とんでもない変化を明治政府が始めたことは、想像するだけでも簡単にわかります。
昭和時代における戦中戦後も、今となっては大きく変わった時代だと思います。
そして、平成から令和になって、日本はあまり勢いがなくなっているようにも思います。
成熟している証拠なのかもしれません。
でも、いずれ変化の時代はやってくるのでしょう。
世界の国々が成長している分、日本の置き去り感がハンパないですから。
変化をもたらすのは、危機感です。
問題が起こらないと動き出さないのが人間というものです。
大勢の日本人が危機感を持つのは、この先いつなのでしょうか。
危機感を持ったとしても、それが国会や国のリーダーに反映されなければ何も変わりません。
お隣の国はどうでしょう。
たしか国が破綻するほどの危機を乗り越えて、いまや世界へ進出しようとしています。
エンタメや教育の分野では、AI技術を使って世界の最先端を進んでいきそうな勢いです。
「イケイケどんどん」が必ずしも素晴らしいとは思いませんが、「勢い」は、国の若さの象徴でもあります。
この先老人が増えていく世の中で、日本はどんな国になっていくのでしょう。
今のところ日本は、外国からの旅行先として人気のある国です。
今まで蓄積した治安の良さ、清潔感、教育の成果が、今の日本の雰囲気を作っているだと思います。
しかし、少し長いスパンで見れば、日本もいずれ変わります。
時代の変化とともに、今までの日本人とは少し違う日本人が多くなります。
いい意味でも悪い意味でも、時代の変化とともにヒトも変わります。
昨年からのコロナ禍で、少しだけ変わりつつある日本です。
しかし、いつの時代でも50歳以上が牛耳っている限り、あまり大きく変わることはないように思います。
世代交代を待つしかないのかもしれません。
急激に変化するパターンとしては、「えっ!そんなことするの?」というリーダー、世情が出現する場合でしょう。
そんな場合、今までの常識を変えられない人もたくさん出てくるでしょう。
明治時代では、けっこうチカラずくで日本を変化させました。
江戸時代の鎖国制度に大きな危機感があったからですね。
このときと同じように、危機感をもって日本全体が変わるのは、いつなのか。
楽しみであるような不安であるような。
多数派が勝ってしまう民主主義の世の中では、もしかしたら、そんな変化はやってこないのかも、という不安もあります。
今後は、デジタル技術によって、目に見えない仮想世界で物事が動きますから、ひょっとしたら目に見える変化はないのかもしれません。
いずれにしても、「危機感」が前提にあって初めて変化するのです。
日本の国民は、危機感あるのかな~と空想するしかないのです。