ラジオを聞かない人にとっては、どうでもいい情報かもしれません。
でも、今まで中波のAMラジオを聞いていた人にとっては、びっくり情報です。
800kHzとか、1400kHzとかでチューニングしていた中波放送が、NHKを除いてほぼFM化されるのだそうです。
FM放送って、すでにNHKにも民法にも放送局があるのに、全部FMに寄せてくるのですね。
音の良さが売りだった音楽中心の民法FM局は、競争激化になるようです。
反対に、トーク番組が多かったAM局は、番組内容を練り直す必要があるようです。
FMラジオは、音がいいので音楽を聞き流すにはもってこいですが、建物のなかにいると電波が届きにくい場合があります。
電波が届く場合と届かない場合とで、聞こえ方が全然違います。
まるで、デジタル信号のようなふるまいです。
一方、AM放送は、中波の電波を使っているため音があまり良くありません。
けっこうアナログな聞こえ方になります。
雑音が多いけど一応聞こえている、そんなアナログな放送です。
NHKラジオは、中波AMを行わなければいけないと、法律で決まってるそうです。
なので、NHKラジオは今まで通りAMラジオを継続するそうです。
でも、民法ラジオのFM化に伴って、電波の種類を減らすそうです。
NHK第1、第2(中波AM)、NHK-FM(FM)の3つのラジオがあったのですが、どうなるのでしょうね。
全部で3つある放送が減るという情報もあります。教養番組が多い第2放送をなくして、ネット放送にでもするのかな。
民法ラジオは、すでに試験放送でFM放送を始めていますね。
FM化するほうが、設備維持費が少なくなるそうです。
出力(電力)も少なくてすみようです。
FM放送で使う電波の性質上、遠くまで電波が飛ばないので、あちこちに電波出力設備を作る必要はあるようですが、その設備が小規模ですむようです。
逆に、AM放送は、遠くまで電波を飛ばすために電力も必要であり、維持費が多くかかるということですね。
これって、結局、人口が減っていくなかで経営が今までよりも難しくなったということでしょう。
電波の使用は、総務省によって管理されている分、特権でもあります。
FM電波を使って、放送だけでなく、何か新しいデジタル技術も始まるかもしれませんね。
ラジオは、「ながら聞き」ができるメディアの1つです。
寝入るときにタイマーをかけて、機器ながら寝るというワザもできます。
そんな音声コンテンツの電波が、ほとんどFM化されます。
NHKのAM放送で深夜に「ラジオ深夜便」を聞いている、なんちゃってリスナーなのですが、FM化されるとどうなるのでしょう。
NHK第1放送がなくなるのか、NHKFMで放送されることになるのか、、、、
NHK第1で聞いているときと、NHKFMで聞いているときとで、アナウンサーの声質が変わるんです。
AM放送でしっとりぼんやり聞こえていたアナウンサーの声が、妙にキビキビとはっきる聞こえるのです。
寝る前に聞く音質は、AMラジオの方がいいのかもしれませんね。
聞こえているけど、あまり音質がよくないなかで、ダラダラと寝入るのが良いのかもしれません。