中年以降のおじさんたちは、自分たちが経験してこなかったデジタル技術の重要性にやっと気づいたかもしれません。
といいますか、これからはデジタル技術を駆使しないとやっていけないと気づきました。
しかし、「デジタル技術なんてしょせん、、、」といってたら、世の中の流れに取り残されてしまいます。
どういった技術なのかあまりわからないおじさん達が、この数年でデジタル技術をどんどん推し進めなければいけないなんて、皮肉ですね。
中年以上の人たちは、アナログ人間であるがゆえヒトとしての勢いだけはありますから、チカラずくでも進めるのでしょうけど。
逆に、デジタル技術があたり前のなかで生きてきた若い世代は、集団の中で雰囲気とか他人の顔色とかを考えすぎてしまっているのかもしれません。
バブル世代といわれた人たちも、もうそれなりにお年です。
30代や40代の人を前面に出すくらいの気持ちがあってもよい。
デジタル技術を理解しやすい世代に、世の中にデジタル技術を普及させる良い方法を考えてもらいたいものです。
ただし、あくまでもデジタル技術は「道具」ですから、それに振り回されては意味ありません。
道具は、ヒトと違って多少荒く扱ってもかまいません。道具は、ヒトと違って消耗しきっても問題ありません。
デジタル技術の利点をいかに最大に発揮させるかです。
一個人にとって身近なデジタル技術って、いったい何?と言われると、なかなか困ってしまいます。
デジタル技術という新しい道具で、個人はいったい何ができるのでしょう。
スマホでネット検索する行為は、最も身近なデジタル技術の活用かもしれません。
しかし、これはもう当たり前です。
毎日動画を見て楽しいでいる人がほとんどです。
デジタル技術を見るだけ、受けるだけなら、すでに誰でも「デジタル技術」を使いこなしています。
情報を受けるという点では、すでに実行しているのです。
しかし、情報を発信するとなると、使いこなせている人はどれだけいるのでしょう。
もちろん、ツイッターやインスタで発信している個人はたくさんいます。
ところが、動画やウェブサイトを「作る」となると、大半の人はできないと思われます。
デジタル技術の本当のすごさを知るには、少し「製作者」側になってみる必要もあるのではないでしょうか。
ブログだけを考えてみてもわかります。
ブログを開設するのは、だれでも無料でできる状況です。
でも、いざ開設しようとしてできる人は、あまりいません。
スマホで動画を撮ったとします。
そのまま友人に配布することはできるかもしれません。
SNSを使えば、簡単にできるかもしれません。
しかし、特定の人に見せるために、動画を編集してからアップロードするなんて、どれだけの人ができるでしょう。
まさにユーチューバーが日々実行していることです。
そうなのです。
簡単なデジタル技術は使えるのですが、少し複雑になると使いこなせないのです。
それでまったく問題はないのですが、せっかくのデジタル技術をフルに活用できているとは思えません。
動画編集も、ウェブサイト(ブログ)の解説も、ネット環境さえあれば無料でできます。
アプリも進化していますから、新しいアプリを使いこなせれば、今までにない新たなことが実現できる可能性もあります。
この先10年後、デジタル技術をどれだけ使いこなせるかで、ひょっとしたらデジタル格差が生じるかもしれません。
趣味の範疇でもいいので、できるだけいろいろなアプリ(ソフトウェア)を使ってみることが、まず第一歩と思います。