アメリカの有名なSNSサービス会社が社名を変えました。
ニュースを知るまで「メタバース」なんて知りませんでしたけど。
仮想空間でなんでもできるようになっちゃうんですね。
体が不自由な人にとっては朗報だと思います。
カラダが動くかどうかなんてどうでもよくなりますからね。
自分のカラダを仮想空間内で動かせればそれでいいのですから。
でも、それだけでしょうか。
もちろん犯罪の温床になるのでは?など、今後いろいろと法整備をする必要があるでしょう。
仮想空間に行けるということは、今の自分自身から逃げ出すことでもあります。
いままでだったら、「逃避行動」と言われて片づけられたでしょう。
逃避行動ってネガティブなイメージですが、一時的な逃避行動ってかなり重要だと思います。
普段の生活でも普通に実行しています。
ストレスがかかってお酒や趣味に没頭することも、ある種の逃避行動です。
嫌なことから一時的に逃げて、頭の中を別の思考に変えるワザは、普段から無意識に行っていることです。
逃避できないような状況に追い込まれるから、精神的にまいってしまうのです。
あくまでも「一時的」に逃げるという大前提ですが、「逃避」は必要です。
これがネットのなかでは普通にできてしまいます。
匿名で投稿すること自体、逃避かもしれません。
リアルな自分から離れ、また、普段の環境から離れて活動しますから。
仮想空間というもう1つの場所に逃げ込める状況が出来上がること自体は、良いことではないでしょうか。
問題は、仮想空間から抜け出せなくなってしまう状況です。
仮想空間では生きていけないからです。
どっぷり浸かってしまうのもいいですが、どっぷり浸かっている自分を、自分で分かっていることが重要です。
(たとえ話として適当かどうかは別として・・・)
子供のころに親から嫌なことをされ続けた人は、逃げ場がないから精神的に追い詰められるのです。
ちゃんと逃げる場所があれば、そんなに追い詰められることはないかもしれません。
大人が逃げ込める場所、数年後にどうなっているのでしょう。。。