はがきを1枚郵送するには、数十円かかります。
もし、メールで伝えようとしたら実質無料で送れます。
年始の挨拶という慣習は、アジア人的といいますか日本人的といいますか、決して悪いことではないと思います。
でも、その慣習のために費用と時間を使ってしまうのは、合理的ではないと思ってしまいます。
こんなところにもデジタル化の波はやってくるのでしょうか。
年賀状をパソコンやプリンタを使って作成する時点で「やや」デジタル化なのですが、そこから先へ進むのか進まないのか。
年賀状という慣習がなくなってしまうのか、はたまた、電子印鑑のように慣習自体が残りつつデジタルツール化していくのか。
ある意味興味深いですね。
今の20代は年賀状を送ること自体、あまりしないようです。
ということは、年賀状という慣習はだんだんとなくなっていくような気もします。
そうなると、デジタル化の波に乗り遅れてしまった高齢者がますます世の中から孤立してしまいそうな気配。
ラインでは年賀状スタンプが安く手に入るようですが、年配者はスマホを使いこなしていないので、ラインすら見ていない。。。
年賀状という古き良き慣習を残しつつ、合理化を進めるなら、年賀状をネット経由で送信できる標準ソフトのようなものがあれば、一番良いと思うのですけど。
せめて高齢者にはメールアドレスをとってもらって、メールの添付ファイルくらいは開けるようになってほしいですね。
そうなると、住所や電話番号という個人情報を守りつつ、メールアドレスというアカウントだけでつながれる関係はできそうです。
といっても、メールを自由自在に使える高齢者がどれだけいるのでしょうね。
ガラケーでもいいです。メールは見れるようにしてほしい。
お隣あたりの国ではデジタル化が急速に進んで日本を追い抜いてしまったそうですが、高齢者もデジタル化についていってるのでしょうか。
この点は重要です。
高齢者が置いてけぼりのデジタル化は、あまり意味がありません。
デジタル化の恩恵を一番受けるべき人たちは、高齢者であるべきかもしれませんから。
ともかく、年賀状を多量に送るだけでも、人手、お金、ガソリン、いろいろなものが必要です。
紙に手書きした年賀状の暖かさは良いものですが、悲しいかな時代にはそぐわなくなりつつあります。
手書きの文書を写真に撮って送信する、というのがいまどきの方法なのかもしれません。
年賀状という慣習はいつまで続くのでしょう。