コロナ禍が長く続いたせいでしょうか、世の中の価値観が変わりつつある、といわれています。
年齢を重ねてしまった人々は、なかなか変われないと思いますが、若い世代は今までにない感覚を持っている、確かにそうだと感じます。
個人が「大切にしたいもの」それだけを考えても、年代によって違うと思います。
そして、世の中は脱炭素社会へ向けてまっしぐら・・・・
確かにこれ以上温暖化が進んだら、どういったことが起こるかわかりません。
環境版パンデミックがすでにじわじわと起きているかもしれません。
脱炭素社会へ向けて取り組むのは、もちろん賛成です。
SDGsも良いですね。
しかし、よくよく考えてみたら、実現するのがそうとう難しいのは目に見えています。
今のように石油や石炭をどんどん燃やして熱を作り、電気も作っている社会のまま、次の社会へ移行できるのでしょうか。
発展途上国はこれからどんどんエネルギーを使い始めます。
先進国が以前の不便な生活に戻るとは思えません。
毎日、電車やらエアコンやら照明やらで莫大な電気を消費する生活をしながら、二酸化炭素を出さずに同じレベルの生活を続けることなんて、できるでしょうか?
風力発電、太陽光発電、いろいろと話題には挙がりますが、どう考えても石油なしではエネルギーが不足しています。
原子力も使えないとなると、次の技術である核融合が完成するまで待つということになるのかな。
まぁ、無理ですね。
SDGsには、無駄に捨てているものを再利用するという考え方はありますが、資源のすべてを回収するような仕組みもないようです。
この時点で気づきます。
石油なしで今の生活レベルを保つためには、何かとんでもない技術革新が起きて、その技術が世界中に普及しない限り、無理なのです。
素人の私が考えた範囲で、唯一可能性があるのは水素エネルギーと思います。
水素を燃やして水を出しながら、電力も作るということであれば、なんとかなるのではと思います。
そうなるためには、とんでもない量の水素ガスが必要です。
目の前にある水を電気分解すれば水素ガスなんていくらでも作れるのですが、電気を作るために電気を使うとなると、何をしているのやらわかりません。
しばらくは石油や原子力に頼るしかない状況が続くのですね。
夢や希望に向けて世のなかが動くのは良いことですが、果たしてどうやって脱炭素社会が実現するのやら。。。と思うのです。