堀江謙一さんってご存じですか。
子供のころに学校で習ったような、、、ヨットで太平洋を横断した人だったとか、、
そんな記憶しかなかったのですが、あるときラジオでインタビューにこたえておられました。
もう80歳を超えていらっしゃるそうです。
なんと、その年齢で再び太平洋を横断されるのだそうです。
ちょっとびっくり。いや、かなりびっくり。
今回はアメリカから日本へ向けて、やや南まわりのコースで挑むそうです。
なんでしょうか、このエネルギーは。
インタビューでいろいろと、しかも「淡々と」答えておられました。
「太平洋の真ん中でさみしくないですか」
「いや~、みなさんに支えられてヨットに乗っていることを感じるのでさみしくないですよ」
一方、世の中では、周りにたくさん人がいるのに孤独を感じる人たちがいっぱいいます。
孤独って、周りに人がいるかどうかではないのですね。
人とうまくかかわって生きていけるかどうかで、孤独感の大小が決まるということでしょう。
「個」が大切にされた結果、「個」を「孤」に感じてしまうのは、皮肉です。
人とうまくかかわりながら生きるって、実はけっこう難しいのでしょう。
今まであまり実感がなかったのですが、困っている人はけっこういるようです。
「孤独」は生まれてきた瞬間につきまとうものです。死ぬ瞬間だって一人で逝くわけですから。
「そもそもが孤独なんだから死ぬまで孤独でもなんとも思わない」という人なら問題なし。
孤独に耐えられないなら、人とかかわって生きていくしかない、そのような宿命があるのならば、他人様との関わり方を考えて生きるしかないのでしょう。
普通に他人様と関わって生きていけるほどの鈍感さを持っていれば、どうってことない問題です。
おそらく私はこっちの人間なのでしょう。
でも年齢を重ねるといろいろと気付くのです。
そんな人ばかりではないのです。きっと。
堀江さんのすばらしさを伝えるハズがとんでもない方向へ行ってしまいました。
80歳を超えてから、とんでもないことにチャレンジしてみるエネルギー、自分の中で育てておきたいものです。