今の世界情勢にも共通する点があるかもしれません。
だれでも自分が正しいと思っています。
しかし、他人様から見たら決して正しいと思えない場合だってあります。
その結果、正しいと思っている者同士が戦ってしまうのです。
自分が正しいと思っているので、非常に大きなエネルギーで戦います。
まさに、正義と正義のぶつかり合いです。
今の状況もそうなのでしょう。
どちらにも言い分はありますから。
ただ、越えてはいけない一線を越えてしまうと、いくら正義を主張しても正義者ではなくなります。
正義をふりかざすときは、自分の行動をいちど客観的に見る必要があります。
なので、自分の行動を客観的に見ることができない人は、正義を振りかざしてはいけないのです。
客観的に考えて、どう考えても正しいと思えた場合にだけ、正義を振りかざしましょう。
その正義は、相手にとって正義ではないかもしれない、と思えるくらい客観的に自分の言動を観察した後に行動を起こすのです。
そんなこと考えているうちに、正義を振りかざすためのエネルギーが減ってしまうわ!と言われそうですが、それくらいしてからでないと正義を振りかざしてはいけないのです。
と、思いませんか。
普段の生活でも、他人様の考え方と違うので、ぶつかることだってあるでしょう。
最近はぶつかること自体を避ける風潮はありますが、ぶつかること自体は、さほど悪いことではないと思います。
問題は、自分のやりたいように進めたいから、正義を振りかざすこと。
そして、越えてはいけない一線を越えてしまうこと。
自分がやりたいように進めること、反対に、客観的に見て正しいと思える方向に進めること、悲しいですが、エネルギーは前者の方が大きいでしょう。
だからこそ、前者が行動を起こすときに、合法的に抑え込める仕組み作りが必要です。
今の世界事情を言っているようで、身近な人間関係を言っているような。。。
結局、身近でも観察される人間関係のゴタゴタと、世界で起こる事件とは、根本がいっしょなのだろうと思ってしまうのです。