女性がはたらいて稼ぐのが当たり前の世の中です。
出産をする場合でも、出産直前とその後1年も経過すれば仕事に復帰するのが当たり前です。
男性の平均収入よりも稼いでいる女性だってたくさんいるでしょう。
今までは、職場にいるほとんどが男性だったので、仕事もなんとなく男性ルールだけで進んでいました。
とにかく上下社会で、ヒエラルキー社会。
心の中で変だなと思っていても、組織上の上下関係には表面上従います。
これって、そもそも男性脳の考え方です。
女性ルールだと、組織の考え方が男性ルールと違うのではないでしょうか。
なので、例えば女性が半分を占める組織では、今までの単なる男性ルールで仕事がうまく進むとは限りません。
多忙な時期に、徹夜をしまくって乗り切るなんて、いつの時代でしょう。
男性の体力を基準にしてしているからこうなるのです。
こんな仕事の進め方は、男性脳を前提にしているからこそ成り立つのです。
では、職場に女性もたくさんいる状況では、どんな働き方になるのでしょう。
私は男なので、男性脳的な考え方しかできないかもしれません。
でもヒントは、女性の行動を観察していると見えてきます。
女性は、とにかくコミニュケーションをとります。
ちょっと気になったことも、会話でさらりと伝えます。
善意の場合も、悪意の場合もあるかもしれません(笑)。
そうなのです。頭ごなしに命令されて進めるというスタイルは、女性ルールにはほぼないのです。
一応上下関係を気にしますが、「トップ」と「その他大勢」くらいの、ややゆるやかな上下関係です。
もちろん、権威を振りかざす女帝のような人もいるでしょうが、組織のトップでもない限り、そのような人はいずれ仲間外れにされてしまいます。
このような点では、女性脳の方が「こわい」のです(笑)。
いろいろなことに常に注意を払いながら行動するのが女性脳かもしれません。
いわば男性脳が不得意とする「マルチタスク」脳です。
まだ実例は少ないかもしれませんが、女性の上司を持った男性の部下になってみれば、おそらく女性脳と男性脳の違いに気づくでしょう。
できる女性上司であればあるほど、チカラずくで部下を振り回すようなことはしないでしょう。
今まで男性社会の縦関係だけで仕事をしてきた人は、きっと、これからの職場では通用しなくなるでしょう。
自分自身がハラスメントしていることに気づくまで、きっと時間がかかるでしょう。
時代が確実に変わっているのです。
すでに、チカラずくだけで仕事を進められる世の中ではないのです。
いろんなことを考えながら仕事できるマルチタスク脳に近づけるように、男性脳も変化が必要です。