いまの世界情勢を言っているのか、普段の生活のことを言っているのか、想像におまかせいたします。
例えば、普通の平凡な生活を続けていたとします。
普通に食事して、普通に家族で会話して、普通に睡眠をとって、、、という生活です。
いきなり、そんな時間を邪魔されたらどうでしょうか。
動物が家に入り込んだ、外から子供が投げたボールで窓ガラスが割れた、地震で家が半壊した、、、など。
地震で家が壊れたら、誰を責めることもできません。
悲しい出来事ですが、もくもくと家を修理するしかありません。
窓ガラスが割れたら、その子供の親に伝えて、弁償してもうう他に方法はありません。
人による被害ですが、小さい子供がやったことなら、怒りはあっても許すしかないでしょう。
動物が家に入り込んで汚したり、食材をあさった場合は、小動物を責めてもしょうがありません。
野生動物のイノシシとかなら駆除することになるでしょう。
ペットだったら、飼い主に責任を負ってもらうことになります。
怒りの矛先は、飼い主に向かいます。
おそらく、飼い主はかなり責められるでしょう。凶暴な動物ならなおさらです。
ペットである動物は、まったく悪気はありませんから、ほぼ本能に従って動いただけになります。
飼い主が常識ある人だったら、弁償もしてくれるでしょう。
もし、飼い主に悪気がなかったらどうなるでしょう。
迷惑はかけたけど動物のやったことだから、まあそれくらいいいでしょう?とタカをくくられた場合。
これは、かなりの争いになります。
ヒートアップしてしまい、両者とも決して引かないでしょう。
どっちも悪くないと思っていますから。
常識的に考えてどうなの?という視点で多数決をとれば、ほぼほぼ飼い主が悪いという結論になります。
この「常識的に考えれば・・・」という判断で結論が出ないって、どういう状況でしょうか。
ペットが例えばアライグマであったとして、アライグマを買い続けたいと思う人は少数派ながらいるので、アライグマを責めるだけではダメだ、という意見もあるでしょう。
その意見ももっともですが、そうなると話は先へ進みません。
結局、だれかのリーダーシップが必要になるか、多数決で決めてしまうか、そういった解決法しかないのかもしれません。
暴走を止める公平なルール作りというのは、かなり難しい作業です。
願っているのは、普通に暮らしているところへ勝手に入り込むなという、ただそれだけなのに。