サウナ好きの人が増えているようです。
「ととのう」感覚をいちど覚えてしまうと、やめられなくなるようです。
暑っつ~いサウナの後に、冷水に使って、その後ぼーっとするのが基本のようです。
そうすると「ととのう」感覚が出てくるそうです。
恍惚感というとおおげさですが、なんともいえない心地よいぼんやりした感覚なのだと思います。
なんでそんな自虐的な行為をするの?と疑問に思う人も多いでしょう。
でも、実際にやってみると実感できます。
「ととのう」とは、自律神経が整うことなのです。
私も実は自律神経がおかしくなる機会が多かったため、だまされたと思って実行してみました。
サウナ→冷水→その後必ず室温でぼーっとする の繰り返しを3セットします。
いまだに「ととのう」感覚を上手に引き出せていないと思いますが、なんとなく心地よさを感じます。
1回目の冷水は冷たいと感じますが、その後は逆に冷水につかるのが快感になってきます。
終わった後ですぐに効果を実感できるわけではありませんが、その日の夜に実感できます。
眠りにつきやすくなり、途中で夜中に起きることも少なくなります。
これはきっと、交感神経だけが優位になって高ぶっていた状態から、副交感神経の方へ傾いた証拠です。
副交感神経へ傾かせるために、どんなことをすべきか、かなりの時間をかけて試行錯誤していました。
ストレッチしたり、ヨガをしてみたり、瞑想してみたり。。。
しかし、最も簡単で実感を得やすいのは、温度刺激だったのです。
サウナーの意見からヒントを得たのが最初ですが、サウナでなくても大丈夫です。
高温と低温の刺激をカラダに与えればそれでOKです。
つまり、42℃くらいの熱いお湯につかった後、冷水に入ります。
心臓に負担がかかるので、決して無理をせず徐々に冷水に入っていきます。
1分もしないうちに冷水から出ます。
その後が大切です。すぐに熱いお湯に入りません。
冷水のあと、室温でぼーっとする時間を設けます。
温度刺激を与えているという点では、サウナと同じです。
短時間に「熱い」と「寒い」を繰り返すと、カラダが反応し始めます。
実は「熱い」も「寒い」も、交感神経を高ぶらせます。
交感神経をいったん緊張させるのが温冷刺激のミソです。
その後、ぼーっとするときに、交感神経から副交感神経へと強制的に移行しようとするチカラがカラダから出てくるように感じます。
温度の刺激によって、カラダ本来が持っている自律神経の調節機能を呼び起こしてやるのが、温冷刺激による方法です。
家庭のお風呂で42℃のお湯と、冷水を繰り返すのは難しいかもしれません。
シャワーでも可能ですが、あまり温度差を与えることができません。
実は銭湯に行けば、十分に温冷刺激が可能なのです。
小さい銭湯なら500円くらいでしょうか。
スーパー銭湯でも1000円しない程度。
お酒や薬なんか使わなくても、自律神経を整えるこんな方法があるのです。
サウナーの人たちは、自律神経を意識していないかもしれませんが、無意識のうちに自律神経をととのえているのですね。