今の情勢からもいえますが、攻撃されたら、やられっぱなしではいられなので、やはり攻撃し返します。
正当防衛です。
この権利は、当然の権利として刑法でも認められていますね。
けんかまでいかなくても1対1の人間の関係では、やられたらやり返す、ことはあたりまえかもしれません。
集団対集団、集団対個人ならどうでしょう。
集団対集団になると収拾がつきません。まさに今の状況です。
集団対個人
いじめの場合は、集団が攻撃する側で、個人が攻撃される側です。
こうなるとなかなか仕返しができませんので、他者に助けてもらうのが最も良いでしょう。
では、例えば組織の1名が攻撃する側で、攻撃される側が複数の部下だったらどうでしょう。
攻撃したのなら、攻撃し返されると思った方がよいでしょう。
多数のミツバチがいる巣を、スズメバチが襲ったときの映像を見たことありますか。
スズズメバチは、多数のミツバチにまんまとやられます。
ミツバチが熱を発してスズメバチをやっつけてしまいます。
その他、野生動物の世界でも同じことが起こるでしょう。
これが人間ともなると、攻撃された記憶は長く続きますから、いずれ集団によって仕返しされます。
ただ、人間社会はいちおう法律で成り立っていますから、ケガを負わすことはないでしょう。
特定の個人から、集団がどんどん離れていくという現象が起こるかもしれません。
社会人が集団となって攻撃する一例は、このような状況かもしれません。
攻撃する方は、そもそも攻撃しているという自覚がない場合が多く、自分が攻撃し返されているかどうかもわからないと思います。
しかし、攻撃したら必ず攻撃を返されるのです。
生物界におけるこの基本的なルールを知っているといないとでは、自分の身のふるまい方が変わるはずです。
ただし、気にせずに攻撃的に言動できる人の方が、勢いがあるのは確かです。
許容される範囲であれば、組織を突き進めるという点ではよいかもしれません。
決して自発的に突き進む組織ではないかもしれませんが、組織が向かうべき方向性だけは示せます。
これからの時代にそのようなやり方をしていると、いずれ破綻が来るかもしれません。
しかし、時間という薬があります。
破綻が起こる前に、時間経過による加齢というものが、自然に変化をもたらしてくれるのかもしれません。