この夏は電気が足りなくなるかもしれないので、節電要請されるようです。
遠くの国の争いとか、脱炭素とか、原発事故とか、いろいろな要因が重なると、電力って意外と「もろい」インフラなのですね。
若い人は暑さをなんとかしのげるかもしれませんが、高齢の人ほどエアコンを控えるかもしれないので、熱中症患者が増えるのではないでしょうか。
それだけは心配です。
火力発電に代わる発電方法は、いまだ技術開発の途中で、これといった発電方法がありません。
むしろ、多数の発電方式を採用して、発電方法を分散させる方向へ進むそうです。
とはいっても、電力が足りないというのは、かなり大変です。
風力発電や太陽光発電では、現状では全電力の20%くらいしかまかなえないそうです。
自然力を利用した発電は、昼間だけとか、風のあるときだけとか、発電できる時間にムラがあるので、蓄電しない限り安定した電力源になれないそうです。
では、でっかい電池をつくって、発電するそばから蓄電しておいて、使うときに電池から電気を送ればいいのでは、と素人は思います。
しかし、大容量の電池をいくつも作るには、技術や予算が足りないようです。
目の前にある水を電気分解すれば、水素ガスというクリーンなエネルギーが得られるのに、今の技術では、天然ガスなどから水素ガスを作る方が安いのだそうです。
結局、化石燃料頼みなのです。
太陽光や風力の発電が、時間的にムラがあるのなら、発電できるときに電力を少しずつ使って、水を電気分解したらどうなのでしょう。
そのとき余っている電気を使って、「水素ガス」というエネルギーの塊にできれば、あとは必要なときに水素ガスを使えばいい。
素人はこう考えます。
それができれば今頃実行してますね。
日本という国は、自然に恵まれているといわれていますが、いろんな自然災害を受けている国でもあります。
台風、地震、火山、最近は局地的な大雨や大雪。
地震や火山という自然のチカラを電力に変えることは難しいかもしれません。
でも、地震や火山のエネルギーを利用している地域もあります。
温泉です。
まさに、地球エネルギーの一部が、熱となって地表近くに出ている場所です。
熱は、発電に利用できるはず。
地熱発電は、日本にとって格好のエネルギー源ではないでしょうか。
温泉の多くが国立公園内にあるといった事情で、地熱発電が進まないといった話を聞きますが、規制緩和すればいいのでは?
あとは、自然環境を破壊しないように気をつければ、地球の熱エネルギーをうまく利用できます。
しかも、昼や夜、風の有無は、関係ないと思われます。
地球エネルギーが地震となって現れる場所にある国ですから、地震で苦しめられている分、逆にエネルギーをうまく利用したいものです。
耐震技術は、日本がトップクラスのはず。
同じように、地熱にかかわる技術でトップクラスになってもおかしくないのでは。
日本の技術は、人口が減っていく分、あれもこれもターゲットにできないはずです。
何かに集中して投資すれば、何かいい技術が生まれるはず。
地熱発電の技術も、そうなってほしいですね。