気づいたらコメよりも小麦のほうをよく食べている東アジアの日本人。
小麦の方が、いろいろな食べ方できますからね。
なんといってもグルテンがあるため、粘りがあって、加工しやすいのです。
パンにも麺にも、揚げ物にも使えます。
そんな小麦ですが、世界情勢の影響で、どんどん価格が高くなっていきそうです。
忘れていませんか、コメのこと。
日本で百姓一揆が起こった原因はコメですよ(笑)。
白米はおいしいけれど、麺やパンに加工しにくいですね。
玄米は、栄養抜群ですが、そのまま炊いて食べると硬くてあまりおいしくないですね。
栄養バランスの点では、アワやヒエといった雑穀も抜群です。
小麦に代わるこれらの穀物をもっと利用したいです。
特に、玄米。
粉にして流通して欲しいくらいですが、まだまだそんな状況にはほど遠い。
ところで、以前、パン焼き機を使って毎朝パンを焼いていた時期がありました。
天然酵母を使って焼いたときもあれば、ドライイーストで焼いたときもあります。
コメ粉パンを作ってみたくて、コメ粉を購入したときもありましたが、割高なのですぐにやめました。
そんなとき、いちど炊飯したあとのごはんを混ぜても大丈夫、といった情報を見ました。
やってみると、米粉パンっぽく、カリッとしたパンになりました。
これだけでも、小麦の代わりになりますね。
といいますか、コメの使い方ってあまり研究されてないのではないでしょうか。
主食だったせいで、保守的になっていたようです。
単に炊いて食べることしか考えてなかったのでしょう。
スシは、コメの調理法としてやや変形版かもしれませんが、世界中に受け入れられています。
ベトナムだって、コメで麺まで作っているではないですか。
タイにもクイッティオとかいうコメの麺があるそうです。
ビーフンだって、コメが半分程度入っています。
なぜかコメの麺は進化してこなかったようです。
日本特有のジャポニカ米が原因でしょうか。
いずれにしても、いまこそ、コメ料理を進化させるときかもしれません。
一部の人にとってアレルギーになってしまうグルテンを含まないというのは、強味です。
玄米をそのまま使えるのなら、栄養価の点でもバツグンです。
米粒を粉にしてから、お好み焼きやたこ焼きのような料理ができればいうことなしです。
粉にすると採算が合わないなら、一度炊いたご飯を活用してもよいですね。
どなたか、料理研究家の人で、コメ(玄米)の活用法をバズらせてくれないでしょうか。
昔からコメ好きな一人として、意見を申し上げたしだいです。