夏になってきました。
気温が上がって、薄着になって、自分の体形が気になります。
年齢を重ねるごとに体形が少しずつ変わるので、毎年要チェックです。
あきらめるのは簡単ですが、できれば粘って体形の劣化を阻止したい。
おやじにとっては、それよりも大切なことがあるかもしれません。
年齢を重ねても若くいたいという思い。
しかし、そんな思いが勘違いをしてしまい、妙に若作りでギラギラしてしまうとか。
カジュアルな服でいればよいと思い、だらしない恰好をしてしまうとか。
いやいや、年齢を重ねても若くありたいのなら、まず「清潔感」ですね。
だいぶ大人になってから学びました(笑)。
高級なブランド服を着ることでもないし、マッチョを目指すことでもないし、化粧してきれいにすることでもないのです。
小ぎれいにすることこそ、普通のおやじが目指すべき点です。
清潔感とは、他人様が見たときにシュっとして見えること。
髪の毛はボサボサでなく、適度に短髪。
ヒゲ面でなく、真っ黒に日焼けしているわけでもない。
体形にあったちょうどよいサイズの服を着る。
姿勢がよく、スタスタと歩く。
ちょっとしたことですが、すべてできている人は、意外と少ないようです。
おやじの「意識がそちらへ向く」だけで、しかもその「ちょっとを実行する」だけで、かなり見た目は変わるハズです。
わたくしも若い頃はオシャレに無頓着でした。
無頓着でも、若さでなんとか清潔感が出ていたのかもしれません。
しかし、年齢を重ねるとどんどん「小汚く」なっていきます。
肌は黒ずむわ、変なところにヒゲが生えてくるわ、白髪も生えてくるわ、で清潔感を下げる要素がいっぱい出てきます。
こんな状況になってくると、自ら清潔感を演出していかないと、どんどん不潔感が増していきます。
女性がせっせと化粧する姿が理解できない男でしたが、年齢を重ねて自分が小汚くなってくると、そういった女性の気持ちもわかるようになりました。
なんせ、世の中の男性がどんどん小ぎれいになっていってますから、時代に取り残されたおやじは、かなり目立ってしまうという事情もあります。
おやじになってふけるのはしょうがないですが、清潔感を維持することは、努力次第でどうにでもなりますね。
生まれ持った顔はどうしようもなくても、体形や髪型、動作や言動は、意識次第でどうにでも変えられます。
見た目が9割という言葉をよく見かけます。
確かに見た目は重要かもしれません。
しかし、この場合の見た目は、いけてる顔の作りだけを言っているのではなく、その人の全体の雰囲気のことを意味しているのです。
おやじになると、若いころのイケてる顔は崩れてきますから、むしろイケてなかった顔立ちの人の方が、相対的に浮上してしまう可能性だってあるのです。
ギラギラしているオヤジはともかく、普通のオヤジは、清潔感を目指しましょう。
お金をかけなくても、日々気を付けて実行するだけで、大丈夫です。