筋トレがあたりまえの時代になりました。
筋トレというと、すぐにムキムキのカラダを連想してしまい、なんだか引いてしまう人も多いと思います。
私もムキムキの外観には少し違和感があった一人なのです。
外観だけ整えて、運動能力があまりない状態って、バランス悪くない?
などと考えていました。
しかし、最近は、何もせずに筋トレしないよりは、筋トレする方がいい、
といいますか、筋トレを否定する理由はなにもない、と考えるようになりました。
さらには、年齢を重ねるうちに、やっぱり筋トレは必要だと思うようになりました。
カラダの外観はともかく、自分自身でカラダを動かせる状況を最後まで維持するには、筋トレするしかない、と思えるのです。
階段を楽に登れますか?
早歩きできますか?
重い荷物を平気で運べますか?
こんなことが楽々とできなくなってくると、さすがに危機感が出てきます。
男性は筋力の衰えに危機感を感じやすいかもしれませんが、どちらかというと、女性の方が深刻なのではないでしょうか。
もともと筋力にあまり興味がないものだから、鍛え方も興味がないと思います。
そんな生活のなかで年齢だけ重ねていくと、いつのまにか自分の足で歩けないくらい筋力が落ちていることだってあります。
高齢になって、サルコペニアという状況にだけはならないように。
便利な世の中になりましたから、自分でカラダを動かして筋肉を動かさないと、どんどん弱っていく、という現実に気付いていない人が多いのかもしれません。
見た目は二の次で、まずは自分のカラダの機能を維持するために、やはり筋トレは必要なのです。
筋トレというと、すぐにマシントレーニングを連想すると思いますが、マシンなど必要ありません。
筋肉を肥大させたい人は別として、自重トレーニングで十分です。
もっと具体的にいえば、スクワットを2日に1回していれば、腰から下の筋力は維持できるのではないでしょうか。
筋トレの後は、ストレッチを実施するのも、いまや常識です。
筋トレのあとはストレッチもおこないましょう。
脚の裏側、お尻の筋肉のストレッチは、大きな筋肉のストレッチになりますので、リラックス効果も付いてきます。
寝る前にストレッチすると、安眠効果も期待できます。
筋トレ=ムキムキ=うざい男性 という公式ができあがっている人は、
ここで考え方を改めて、
筋トレ=カラダの機能維持=最後まで動ける老人
という公式に変更されてはどうでしょうか。