日本の仕事は、効率が悪いそうです。
単位時間あたりにもうけている金額が低いということですね。
お金という物差しで計算したら、そうなのかもしれません。
世の中のデジタル化がうまく進んでいないのも、原因の1つでしょう。
たしかに、帰宅してからも仕事の準備をしたり、残業で夜遅く帰ったり、いまだに昭和的な仕事っぷりをしている自分もいます。
いまや仕事自体が自分の人生を決めるわけではありませんから、仕事以外のプライベート時間に何をするかが、その人の人生の良し悪しに大きな影響を与えます。
仕事がプライベート時間を奪わなければ、その人の大切な時間を奪うことにならないはず。
各人の幸福を追求しつつ、会社の業務もこなすには、1日のうち8~9時間の労働時間内にその日のすべての業務を終える必要があります。
このように逆算して時間計算すれば、効率化するための手段が見えてくるはず。
その手段は、道具なのか、やり方の工夫なのか、組織の見直しなのか、それはいろいろでしょう。
そもそも、こういうところに知恵を絞るのも、経営者の役割です。
なにも社長さんが考えなくても、社長の周囲にいる責任者が考えればよいですね。
設計図さえできれば、さらにその周囲の人たちが動いてくれます。
従業員に仕事を「やれ」というのは簡単ですが、「やる」ための環境作りも必要です。
こんなことをいうと、甘やかすとつけあがる、という警戒をする人もいるでしょう。
ほっといたらさぼる人の立場で考えるか、環境さえ整えればどんどん働く人の立場で考えるか、どっちなんでしょう。
組織にいると、どうしても2割程度はさぼるのだそうです。これはこれで意味があるそうです。
一方で、他の2割程度は、ほっといてもどんどん仕事するそうです。
どっちのタイプの人が働きやすくなる方が、組織にとって有利なのでしょう。
興味深いですね。