ときどき英語を読まなければいけない場合があります。
高校で勉強した英文法を使いつつ、単語はネット上の辞書で調べつつ、なんとか読み進められます。
日本語の概念とまったく違う点として、
a なのか the なのか
単数 なのか 複数 なのか
日本語にない概念が問題になっていても、そんな概念を持っていない人が正しく理解することなんてできません。
りんごが1つでも2つでも、りんごはりんごです。
一人の人間に手が2つあるとしても、手は手です。
液体の水に対して、わざわざ1つとか2つとか、区別しません。
なんでこんな概念が英語にあるの?って思いませんでした?
アジアの島国の人にとって、1つか2つ以上かなんて、その場で確認すればよかったのでしょう。
英語ならこのような点で困るのですが、ドイツ語やらスペイン語やら、ヨーロッパの言語を始めると、もっと混乱します。
まじめに学習したわけではありませんけど。
言葉に男性、女性、中性(ドイツ語)があり、さらに複数の概念があります。
男女平等の権利を強く進めるヨーロッパ諸国のように思えますが、昔は完全に男女を区別していたという気配を感じます。
これだけ考えただけでも、ユーラシア大陸の西と東で、どんだけ概念が違うかはっきりしますね。
いまの世の中で、少しずつ概念を近づけていく作業は、秩序ある世界をつくるために必要かもしれません。
しかし、かなり時間がかかりそう、というのは容易に想像できます。
いまもまだ過渡期なのでしょう。