昔々、何度も疫病が流行しました。
当時は、なにが原因で疫病が蔓延するのか、科学的に不明でした。
どうやら、人から人へ感染するということしかわかりません。
原因がわからないので、なんとか疫病を落ち着かせようと、人々は祈るしかありません。
日本では仏教が伝わっていましたから、仏に祈るしかありません。
本来の仏教の教えとは少し違うかもしれません。
当時の政治家の策略と合致して、大きな仏像、お寺が建設されました。
そのシンボルに対して、人々は祈りをささげます。
さて、祈るという人間様の行為はいまも健在ですが、大昔とは状況が異なります。
薬もあればワクチンもあり、疫病の原因もわかります。
原因を避ければ疫病にはかかりません。
原因がわかった分、祈らなくても平穏な生活を続けられます。
懸命に祈っていたエネルギーは、現代人のどこに使われているのでしょう。
まさか、お金を儲けること?
いや、自分の趣味の時間?
正解はありませんが、神社やお寺に行って祈る習慣が少なくなっているのは事実でしょう。
1人の人間が一生に使うエネルギーは、平均してしまうと、太古も現代もあまり変わらないと予想できます。
少子化も進んでいるので、結婚して子育てに使うエネルギーは、世の中全体では減っているのでしょう。
エネルギーはどこへ行っているのでしょう。
まさか、熱となって宇宙へ放出されているだけとか。。。
従来、ヒトが生きてきた証のうち、最もわかりやすいのは、子孫を残すことです。
命のリレーですね。
状況がすっかり変わってしまった現代では、エネルギーは、個人が「アカシ」を残す行為に使われているかな、、、
ということは、SNSにエネルギーをつぎ込んでいるのでしょうか。
わかりません。