首や肩のコリがひどくなると、マッサージ屋さんに行く人はいると思います。
私は、割と人にもんでもらうのが好きな方なので、デスクワークで首や腰がつらくなったときは、数千円を使ってでもマッサージしてもらいます。
といいますか、他人様にカラダをもんでもらうと、何かエネルギーをもらえるような気がしています。
一度限りでもう会わない人も多いのですが、ひと時のくつろぎなら1時間で数千円払ってもいいかな。
その前に、他人様にカラダを触られること自体が嫌な人もいるそうです。
自分には無かった感覚なので、かなり大人になってからその事実を知りました。
確かに、むやみに触られるのは嫌な人もいるでしょう。
ところで、マッサージを受けるとリラックスできる理由はいくつかあります。
身体的な面、心理的な面の両方です。
身体的な面では、まず筋肉の緊張を解消してくれます。
マッサージによって筋肉の緊張が緩和され、血行が改善されます。
筋肉のこり、痛みが減り、カラダ全体の緊張が和らぎます。
血液の循環も改善してくれます。
血流を促進し、酸素が筋肉や組織に届きやすくなります。
疲労物質の排出が促進され、リフレッシュ感が得られます。
リンパの流れも改善されます。
老廃物や毒素の排出がスムーズになり、デトックス効果が得られます。
場合によっては、痛みを軽減できます。
エンドルフィンという鎮痛作用のある物質が分泌される場合があります。
実際のところ、自律神経がやられているな、と感じた時に最も効果があるのは、今のところマッサージに勝るものはありません。
時間当たりのコストが高いのはネックですが、人件費そのものなのでしょうがありませんね。
マッサージの効果について精神的な面で考えると、まず、ストレスホルモンの低下があります。
マッサージはストレスホルモンであるコルチゾールを低下させることが知られています。
ストレスや不安が軽減され、リラックス感が得られます。
さらにはオキシトシンやセロトニンといったリラックス感をもたらすホルモン分泌を促進できます。
あとは、感覚的な刺激です。
触覚刺激が脳に直接伝わり、心地よさや安心感をもたらします。
触れられること自体に良い印象があるのなら、リラックスでき、心身のバランスが整います。
マッサージ中に意識が身体の感覚に集中するので、日常のストレスから一時的に解放されます。
さきほども述べましたが、自律神経系への影響も期待できます。
特に、副交感神経が活性化します。
心拍数が低下し、呼吸が穏やかになります。
ただし、マッサージされることに抵抗を感じる人は確かにいます。
マッサージが痛い、または不快であると感じる人がいます。
自分のカラダに対するコンプレックスや恥ずかしさがある場合、ストレスになることがあります。
もしマッサージに抵抗がある場合、マッサージを受ける前に自分の要望を伝える必要もあります。
もみ強さの調整は、マッサージ師に細かく伝えてもまったく問題ありません。
さらに、別の意味で効果的なのは、オイルマッサージです。
以前から、女性が気持ちよさそうにオイルマッサージをしているのに、なぜ男性はオイルマッサージしないのだろうと思っていました。
何かよからぬことを想像してしまう男性のサガがジャマしている気もいたします。
整体マッサージとオイルマッサージには、それぞれ異なる効果と利点があます。
どちらが「より良いか」はニーズや目的によります。
整体マッサージは、主に筋肉や関節を調整し、身体の歪みを整えたり、筋肉の緊張を解消することを目的とします。
手のひらや指を使った押圧、ストレッチ、指圧などが含まれます。
筋骨格を改善し、体のバランスや姿勢を整えることができます。
よって、筋肉の緊張緩和、関節の可動域の改善、姿勢改善、腰痛や肩こりなどの軽減が期待できます。
一方、オイルマッサージは、リラックス効果を高めるために、オイルを使用して手のひらや指でマッサージします。リズム良く、滑らかな動きが特徴です。
リラクゼーションやストレス解消、肌のケアが目的です。
よって、リラクゼーション効果、ストレス軽減、血行促進、肌の保湿、筋肉の緊張の軽減が期待できます。
肌の大部分を露出するオイルマッサージは、特にハードルが高いのですが、上手な施術者に行ってもらうと、かなり自律神経に効きますね。
海外では、女性同士でオイルマッサージ、男性同士でオイルマッサージすることが一般的で、むしろ男女でのオイルマッサージは別目的なのだとか。
そっちが目的の人はそれでいいのでしょうけど。
個人的には、強いチカラでグイグイもんでほしいので、怪力な女性に施術してもらうのが理想です。
そんな施術者を見つけるまで、かなり費用を費やさないといけないのが正直なところです。