人間工学の観点から、「立ち仕事」と「座り仕事」のどちらが体にとって良いかは、長年考えてきました。
座る時間が長いとカラダがおかしくなるという実感があるのです。
立ちっぱなしの仕事をしている人からすれば、なんて贅沢な話かもしれませんが、予想以上に座り仕事はカラダをむしばみます。
カラダへの影響だけでなく、仕事の効率にも影響します。
結局どっちが良いのかを考えつつ、ついに自動昇降デスクを買ってしまいました。
壊れたら二度と使えなくなりそう、という心配もあり手動昇降タイプを買おうとしましたが、家具屋さんで展示されていたのが自動昇降だったので、結局自動昇降タイプを購入。
しかし、買う前から自覚していた通り、いちどポジションを決めてしまうとなかなか高さを変えようとしません。
(そのための自動昇降であるはずなのですけど)
結局のところ、どちらか一方に偏るのではなく、両者を適宜切り替えることが最も望ましいようです。
座り仕事(長時間座位)は悪影響だらけ。
心血管疾患、肥満、腰痛・首肩のこり、血行不良
1日に8時間以上座り続けると、適宜運動していても健康リスクが上がるそうです。
一方で立ち仕事も悪いところが。
長時間続けると、足のむくみや筋疲労、静脈瘤、腰痛のリスク
なので、立位と座位とを交互に30分〜60分に一度変えるのが理想なのだとか。
カラダにとってはその通りかもしれませんが、仕事の効率については、
座位で仕事する方が集中力は続きやすいかな。
安定してタイピングやマウス操作ができ、書類作業には向いている気がします。
立位の場合、ミーティングするならいいかもしれません。
昼休み後の眠気予防にはよいですね。
結論としては、立つ・座るを適切に使い分けることができれば、カラダの健康にも仕事の効率にも良いということでしょう。
「同じ姿勢を長く続けない」ことが最大のポイントです。
昇降式デスクにタイマー機能があって、時間が経過すると自動でデスクの高さが変わるなら、強制的に姿勢が変わり、デスクワークの悩みが解消するかもしれません。
そんな職場、今の常識では「変」ですけどね。