いつの時代でも、年老いた人たちは第一線を退いて、代わりに若い人たちにバトンタッチして、社会がうまく回っていきます。
いままでずーっとそうであったように、これからも同じようなバトンタッチは続きます。
一気に変わるということはなく、徐々に進んでいくのでしょう。
しかし、コロナ禍のなかでは、デジタルについていけない人たちが急激に不利になったような気がします。
ただでさえ老化が進みつつある世代は、時代の変化になかなかついていけません。
仕事のやり方をマンツーマンで伝授していた時代も終わってしまったと思います。
人と人との間の人情のような感情は、いまの30代以下にはあまりないように思います。
しかし、そんな若い世代が次の世の中の中心になっていくのは確実です。
今の20代以下なら、子供のころからスマホをいじって育ってきた世代です。
そりゃあ、昭和なやり方で過ごしてきた人たちとは、考え方がまったく違うでしょう。
時間が経過すれば、自然とバトンタッチは進みます。
もちろん昭和なやり方がすべて悪いわけではなく、時代にマッチしなくなってきたというだけです。
良いものを一から作り上げようとする姿勢は、昭和の時代にあったように思います。
でも、今の時代、良いものを作れば報われるという雰囲気でもなさそうです。
簡単に済ませられるところは簡単に済ませ、他に注力すべきポイントがありそうです。
もう、時代は変わってしまったようです。
年金をもらうくらいの人が、いつまでも第一線で活躍しなくてもいいのです。
自分の人生で幸せとは何なのか、それぞれの人が考える時代のようです。
あえてチャンスを若い人に与えるくらいの「余裕」を持てばいいのでは?
世代人口が多いと、それだけで「蓋」になっているかもしれません。
あえてポストを空けておけば、元気な若い人は、自然と湧いてきます。きっと。