私も昭和生まれですが、もちろん昭和20年代に生まれた人と、昭和40年代に生まれた人、昭和50年代に生まれた人では、価値観が違います。
生きてきた時代が違うので当然です。
平成の初期に生まれた人はそろそろ中年世代に入ろうとしています。
前の世代よりもさっぱりしている印象があります。
あまりコテコテしてない。
これに対して、「昭和な人」などと言われますが、デジタル社会になってない時代を生きてきた人、という意味では、「昭和な人」は共通しています。
世代によって違うとはいえども、人との距離感が割と近かったのが「昭和な人」ではないでしょうか。
いい意味でも、悪い意味でも。
自分にとって興味ある人に対して、距離感が近いといいますか。
わかりやすい言葉でいうと、おせっかい。
ほっといたらいい場面でも、ほおっておかない。
一方、平成生まれの人は、スマホが当たり前なので、生身の人と人との距離は保ったまま、コミュニケーションをはかります。
全体でそろって何か同じことを進める、という経験は少ないのかもしれません。
そのような目的のために、自己犠牲のようになった経験も、あまりないかもしれません。
なので、会社の行事などにもあまり積極的ではないのかも。
さらに、令和時代になると。。。。
といっても、現段階で若い人は、平成後半生まれです。
この世代では、ひょっとして揺れ戻しが起こっているのかもしれません。
離れすぎた人と人との距離感を少し縮めたいのかも。
とはいっても、強制されるのは嫌(といいますか今まであまり強制されなかった)なので、ほどよい距離感で人と触れ合いたいのかもしれません。
アナログ時代には戻りませんが、人との距離感がもう少し近くなる時代に変わることは、ひょっとしたら可能かもしれないですね。
令和に生きる人は、おせっかいな人がいない分、自分で情報を集めて、すべて自分で決めていく必要があります。
判断するだけでなく、自分で「気づく」必要があります。
「気づく」能力って、いろいろと失敗しないと身につかないので、結局は人と密接にかかわらないと獲得できない能力だと思うのです。