自家用車の運転は、楽しいものです。
運転自体も楽しいですが、車によって違う乗り心地も楽しめます。
車好きの人にとって、各車の良いところ、悪いところを語りだすと、いくら時間があっても足りないと思います。
一方、私はあまり車に執着がありません。でもできれば、お金をかけずにいろんな車に乗ってみたいと思います。
車に対してあまり執着がない一人の男性の視点で述べます。
乗りたい自家用車を購入して所有するという常識の崩壊
乗りたい自家用車を購入して、自宅の駐車場に置いておくことは、サラリーマンにとって普通のことでした。
ところが、昨今、自家用車を購入する若年層が減っているとのことです。
その理由をしばらく理解することができませんでした。
しかし、最近になって、その理由に共感できるようになりました。
乗りたい自家用車の購入は負担
自家用車の価格は、安い軽自動車であっても100万円程度かかります。
購入したあとに、点検代や車検代、自動車保険料などがさらにかかります。
もちろん駐車場の料金も必要です。これだけ想定しても、購入費、維持費をあわせたら、かなりの負担です。
いまや携帯電話に対して、ある程度費用を負担することが常識になっていますが、自家用車の場合、負担する金額のケタが1つ多い。
交通手段がない地方に住んでいるのであれば、自家用車を手放すことは、ほぼ無理ですが、都市部で自家用車を所有することについては、どうでしょうか。
改めて考えさせられます。
都市部で自家用車に乗りたいかどうか
都市部では、電車の駅が近くになくても、都市部の郊外であれば、バスの停留所が近くにあるはずです。
不便といえば不便ですが、出かける手段がないわけではありません。
しかも、休日に出かける頻度が少ないとします。
自家用車を所有していれば、週に1回は動かさないと、バッテリー切れを起こします。
バッテリー切れを起こさないように、ガソリンを使って、あえてドライブに出かけるという、無駄な使い方が必要です。
運転する楽しみを持っている人は別として、週末でもあまり使わない人にとって、自家用車を所有する意義は、どれほどあるのでしょう。
駐車場に車を置いていることで、自家用車を持っていることをアピールする目的でしょうか。自家用車を所有するステータスは、いまだに高いのでしょうか。
乗りたい車を選べる選択肢が増えだした
・カーリース
そんななか、昔からあるカーリースを選択することが考えられます。
分割払いで月ごとに料金を払っているあいだ、新車に乗ることができるシステムです。
自動車保険料も込みなので、新車に乗るという目的があれば、かなりお得感があります。
ただし、ボーナス月にもけっこうな額の支払いがあり、負担が小さいとはいえません。
高価な車をいったん選択すれば、その分、月々に支払う金額も多くなるため、いろいろな車を好き放題選べるわけでもありません。
・カーシェアリング
さらには、カーシェアリングというサービスもあります。
近くのカーパーキングに置いてある複数の車のうち、1つを選んで予約して、必要なときだけ乗るというサービスです。
月々の費用がかかりますが、利用しなければあまり費用がかかりません。
乗った分(乗った時間)だけ支払うシステムです。
いろんな車種があるため、いろいろな車に乗れる楽しさがあります。
しかし、そのカーパーキングが家の近くにない場合、利用する車があるところまで、徒歩や自転車などで移動する手間がかかります。
最後に選ぶ選択肢は?乗りたい車かいろんな車か?
週末にもめったに運転しない人にとって、自家用車を購入することは、かなりの負担です。
カーリース、カーシェアリング、それぞれの特徴、利益、不利益を考慮して、自家用車を所有せずに運転を楽しむ時代がやってくるかもしれません。
歩いて行ける範囲にカーシェアリングの車があれば、カーシェアリングを選択するのも、良いかなと思います。