コロナ禍がまるで終わったかのような雰囲気がしばらく続きましたが、気温が下がってきたら、また感染拡大です。
ワクチン接種も進んできたので、以前のように生命の危険を感じる機会は減りました。
しかし、いまだに高齢者は感染しない方がよいのだろう、と考えられます。
一方で、若い人にとってコロナ感染は、さほどこわいものではなくなりました。
感染して後遺症が残る人もいるようですが、感染を恐れて好きな行動を抑えるよりも、今だからこそできる行動をする、という考えにも納得できます。
それが、若い人の特権ともいえるでしょう。
しかし、そんな状況では、高齢者と若い人との間の意識がまったく違います。
一方では、命の危険を感じているのに、もう一方では、少し用心すべき感染症、という扱いです。
用心している人は、何も用心していない人に近づきたくない、という状況です。
親族でもない限り、高齢者は若い人に近づきたくないでしょう。
コロナ禍が落ち着いてきたように思えるのに、感染症に対して世代間の意識は分断されざるをえない。
なんとも悲しい現実です。
高齢者の方は、デジタルツールを完全に使いこなしているわけではないので、若い人が何を考えているかなんて、知ることもできないでしょう。
ますます分断されていきます。
せめて、高齢者がネット上でどんどん情報を発信できれば。
せめて、高齢者の発信した情報を若い人が取り入れることができれば。
ま、難しいですか。ただでさえ世代間ギャップがありますから。