世の中の変化がかなり激しい、という実感はありますでしょうか。
普通に暮らせているので、あまり感じていないかもしれません。
でも、産業革命の頃よりは確実に変化が激しい世の中ですし、戦後の昭和時代よりも変化が激しいのではないかと思います。
デジタル社会になりつつあるので、仕事だけでなく、日常生活も忙しくなっています。
デジタル技術とともに暮らしていると、どうしても自然から遠ざかりがちです。
目的もないのに野山へ行きませんし、公園を散歩することすらしませんよね。
しかし、人間のカラダは、もともと自然界のなかで進化してきました。
この数十年で遺伝子が急に変わることはありません。
自然たっぷりの環境に適応するようにできあがっています。
自然との触れ合いによって、自然な状態になるように作り上げられているのが、人間の体です。数100年後は、人間の方が変化している気もしますが。
なので、アウトドアがブームとなっているように、自然との親密な関係が、カラダとメンタルの両方に良い影響を与えてくれのは間違いないと考えます。
ストレス軽減、リラクゼーション
自然の中に身を置くと、ストレスが軽減し、リラックスできます。
緑の景色、自然の音は、心拍数を安定させ、ストレスホルモンの分泌を減少させます。
自律神経の乱れを実感している人にとっては、釈迦に説法かもしれません。
自然の中でゆっくりと歩き、木陰で静かに座れば、心身の疲れが癒されます。
免疫機能
自然の中で軽く運動すると、免疫細胞が活性化され、感染症への抵抗力が高くなるそうです。
免疫機能が過剰にはたらくアレルギー反応も、自然な環境で過ごすことで軽減するともいわれています。
睡眠の質
良質な睡眠がとれなくて困っている人は多いはずです。
日中(特に朝起きたとき)に自然の光を浴びることで、体内時計が調整され、夜にはより良い睡眠が得られるといわれています。
自然のなかで発生される音(雨音、さざ波など)を聞くと、脳内でアルファ波が出るため、深い眠りが促進されるというのは有名な話ですね。
メンタルヘルス
自然の美しい景色は、心を穏やかにし、気分をリフレッシュさせます。
自然に囲まれた場所では、うつ病やストレス関連の症状が軽減されるそうです。
ただし、街のにぎやか感が好きな人にとっては逆効果もあるそうですね。
運動との相乗効果
最近はやっているトレイルランニングは、自然と運動との組み合わせです。
自然を感じながら有酸素運動をするので、カラダにとっては相乗的に良い効果が生まれるかもしれません。
運動が「好き」という前提はありますけど(激しすぎる運動も逆効果ですけど)。
例えば、自然の中でハイキング、サイクリングなどを行うと、運動不足の解消、心臓血管系の健康促進に、相乗的にはたらくかもしれません。
生活習慣病のリスクが減るのは、いうまでもないです。
自然と親密な関係を持つ機会を増やせれば、カラダとメンタルに対して驚くべき効果をもたらしてくれるかもしれません。
「好き」でないとダメですけれど。
ストレス軽減、免疫機能、睡眠、メンタルヘルス、生活習慣病など、自然のチカラを借りればいろいろな良いことがあります。
日常生活で、できるだけ自然と触れ合い、その恩恵を受けることを意識すれば、少なくとも生活習慣病にはならない、と容易に予想できます。