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アミノ酸のサプリメントに注目

サプリメントといえば、ビタミン類、プロテインなどを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

 

あまり知られていませんが、アミノ酸をサプリメントとして摂取するメリットがあります。

アミノ酸はプロテイン(タンパク質)の構成成分なので、アミノ酸を食べてもしょうがないのではないかと思っていました。

 

しかし、どうやら違うようです。

アミノ酸自体が体中をめぐって良い働きをしてくれる可能性があるそうです。

 

具体例を示すと以下の通りです。

 

 

ロイシン:ロイシンは、よく聞くBCAA(分岐鎖アミノ酸)の一つです。

筋肉合成に重要な役割を果たします。

特に筋トレを行うスポーツ選手などに人気があります。

筋肉の修復や成長を促進し、筋肉の疲労を軽減するといわれています。

 

グルタミン:グルタミンは、アミノ酸の中で最も有名なものかもしれません。

免疫機能の維持や腸の健康に重要な役割を果たします。

過度の運動やストレスによって減少することが知られており、スポーツ選手やストレスの多い人に適しています。

ちなみに、ダシ成分として有名な「グルタミン酸」というアミノ酸と似ていますが別の物質です。

 

トリプトファン:トリプトファンはセロトニンの前駆体として知られています。

セロトニンは、睡眠や気分の調整に関与する神経伝達物質です。

不眠症や不安障害の改善に役立つと考えられています。

 

シトルリン:シトルリンは、アルギニンと結合して一酸化窒素を生成する役割を有します。

一酸化窒素は血管を拡張させ、血流を向上させる効果があります。運動パフォーマンスの向上や筋肉の疲労回復をサポートできると考えられています。

 

(アミノ酸とタンパク質)

ところで、アミノ酸とタンパク質は、似た者同士ですが、アミノ酸がつながったものがタンパク質であるという点で、その効果にも違いがあります。


タンパク質は、消化・吸収に時間がかかるため、分解されて生じるアミノ酸を少しずつ長時間にわたって供給します。

一方、アミノ酸サプリメントは、経口摂取されて速やかに体内に入ります。

 

タンパク質は、主に筋肉合成や体組成の改善を目的とする場合に適しています。

一方、アミノ酸サプリメントは、特定のアミノ酸を重点的に摂取したい場合、特定の健康効果を得たい場合に適しています。

例えば、免疫力向上、疲労回復、睡眠改善などの目的でアミノ酸を摂取するのは有効です。

 

(睡眠に関係するアミノ酸)

ここで、睡眠に効果的なアミノ酸サプリメントについて述べますと、

トリプトファン
トリプトファンは、セロトニンの合成に関与します。睡眠を調節する神経伝達物質であるメラトニンの前駆体となります。

トリプトファンを含むサプリメントは、睡眠の質を向上させる助けとなる可能性があります。特に、不眠症や睡眠障害に悩む方に適しています。

 

メラトニン
メラトニンは、睡眠を調節するホルモンとして知られています。

加齢や環境の変化によってメラトニンの分泌が減少する場合、サプリメントとして補充することで睡眠のリズムを整えます。ただし、過剰摂取は要注意です。

 

リジン
リジンは、グルタミン酸と結合してGABA(γ-アミノ酪酸)を生成します。

GABAは、神経の興奮を抑制し、リラックスや安眠をサポートする役割を果たします。

不眠症やストレスによる睡眠障害を改善するのに有効です。

 

サプリメントといえば、ビタミン、乳酸菌などしか考えていなかった私にとって、アミノ酸というサプリメントは、試してみる価値がありそうです。