ゾーンに入る、という表現があります。
なにか無意識のうちに高度な言動をしているような瞬間です。
寝ているときにゾーンには入りませんよね。
きっと、体を動かしているときに頭が特殊な状態になるのでしょう。
カラダとアタマはつながっていますが、機能としては別々にはらたくと考えられています。
ほんとうに別々にはたらいているのでしょうか。
実感している人も多いかもしれませんが、実はカラダとアタマには密接な関係があります。
近年の研究から得られる知見によれば、身体活動がクリエイティブな思考にけっこう大きな影響を与えているようです。
運動がどのようにして創造性を刺激し、アイデアの生成や問題解決能力にどのような影響を与えているのでしょうか。
運動によってカラダが活性化されることは自明ですが、同時に脳も刺激されます。
運動によって血液の循環が良くなり、頭への酸素の供給が増加し、脳の機能が向上します。
特に、創造的な思考や問題解決の中心部位として知られている前頭前野(脳の前の方)が活発になります。
運動は、脳を刺激し、新しいアイデアを生み出す土壌を提供します。
ご存じの通り、運動はストレスの軽減に役立ちます。
ストレスが軽減されると、創造的な思考へと導かれます。
ストレスが少ないと、集中力が高まり、アイデアのクオリティが上がります。
運動を通じてリラックスし、メンタル状態が整い、洗練されたアイデアが生まれやすくなります。
運動は脳のニューロン新生を促進するそうです。
新しいニューロンの生成によって、記憶力などが高まり、新たなアイデア、発想を生み出せます。
脳の細胞であるニューロンが新たに生みだされる可能性もあるのです。
アウトドアで運動すると、特に創造性に有益です。
自然の中で運動すると、ストレスを軽減するだけでなく、新鮮な空気、開放的な環境によってクリエイティブな考え方を生み出せます。
このように、運動がクリエイティブな思考に与える影響はさまざまなです。
運動によって脳が活性化され、ストレスが軽減されることで、創造的なアイデアが生まれやすくなります。
アウトドアでの運動によって、問題解決力が高まりうる点も見逃せません。
クリエイティブになりたいなら、意外かもしれませんが運動を取り入れるという選択肢もあります。