世界の他の言語に比べて、日本語は難しいと言われています。
漢字、ひらがな、カタカナを使い分けなければいけないという理由もあるでしょう。
それよりなにより、日本語の「主語」っていったい何?から考えなければいけないようです。
英語は、必ず主語と動詞があるので、省略できないと言われています。
「雨ですね」を伝えるために it を主語にあげて、It is rainy と言います(たぶん)。
一方、日本語はどうでしょう。
”元気ですか” ”大丈夫ですか”などの場合、主語が”あなた”であるのが当たり前なので、いちいち主語を使いません。
主語を使う場合でも、”今日は天気が良いです。” ”ウサギは耳が長い”というように、「は」が主語なのか「が」が主語なのかわかりません。
間違っても、”今日が天気は良いです”とは言いません。
”ウサギが耳は長い”とは言いません。
そもそも、英語などの言葉と、日本語とは、概念自体がまったく違うのではないでしょうか。
数人で喫茶店などにいって注文するとき、「私はコーヒー」と注文する場合があります。
このときの主語は「私」ですが、私は「人間」です。「コーヒー」ではありません。
日本語の「は」は、あくまで言いたいことの中心にあることを、始めに話題にあげる目的で使う場合が多いようです。
”ウサギが耳は長い”とは言いませんが、”耳はウサギが長い”であれば、言いたいことは伝わります。
「耳を話題にあげるとすれば耳の長いウサギです」というニュアンスです。
日本語は、伝えたいことを最初にあげてから、説明を加えるという文章の構造をしているのかもしれません。
専門家ではないので、あくまでも私の予想です。
これを考えると、ブログなどで伝えたいことがある場合、日本語の構造をよく考えなければいけません。
きちんと伝えるためには、主語は書くべきです。
(この文章、「は」が2つあります(笑))
しかし、「は」と使うべきか「が」と使うべきか、よく考える必要があります。
伝えるための文章の基本は、日本語のややこしい二つの主語をいかに使うこなすか、にあると思います。
日本語は文法が難しい
日本語の文法は難しい
どちらも「ほぼ」同じ意味です。
でも、「は」または「が」のどちらか1つを使った方が、主語がはっきりして伝わりやすいといえそうです。