エンタメといえば、音楽も映画もアメリカがトップを走っているのかな、と思い込んでいました。
以前は確かにそうだったのかもしれません。
しかし、映画で韓国の映画が賞を取ったり、音楽で韓国のグループがビルボードチャート1位になったりと、いまや韓国の勢いがすごいですね。
また、音楽のサブスクサービスで世界各国の音楽チャートを見ていると、南米や東南アジアの国で韓国のグループがチャートに入っていることを知りました。
こんなところでも、韓国のグループが。
まぐれでしょう、などと思っている人は、もはやエンタメの流れがわかっていない人かもしれません。
韓国のエンタメは、少しずつ確実に世界に浸透しつつあるようです。
自国にある主な資源が人的資源に限られている、と自覚しているとしたら、必死ですよね。
世界に打って出るしかないですもの。
そこそこ人口の多い島のなかでなんとかやっていける環境とは、まったく違う環境にいる人たちだからこそチェレンジできる、とも言えそうです。
見た目は「東アジア」人が、アメリカのような他民族国家へ挑んでも、人種差別のような扱いを受けるだろう、と普通は予想します。
その壁を乗り越えて、エンタメで成功するんですから、その方法はかなり戦略的なのでしょう。
ネットのチカラを借りたのはもちろんですが、ストイックに完成度を上げるというやり方も成功の秘訣だと思います。
隣同士の国であり、見た目は親近感もあるのだけれど、やり方がこうも違うと、かえって興味深いですね。
日本の標準は、世界の非常識かもしれないことは、今年のコロナ禍を経験することで、皆さんなんとなく認識できていると思います。
いままで日本のやり方を良しとしていると、いつのまにか他の国が追い越していきます。
追い越されてもかまわないという考え方もありますが、国の「若さ」を保つためには、やはり、状況に応じて進化していかざるをえないでしょう。