花粉症に苦しまされている真っ最中です。
くしゃみに始まり、次第に頭がぼーっとしてきます。
点鼻薬でしのいでいますが、一時しのぎです。
花粉症を薬でなく舌下免疫療法で軽減
舌下免疫療法という治療法を試したことがあります。
毎日1回、スギ花粉の入った液を舌の下に入れて、しばらくたったら飲み込むのです。
これを3年程度続けます。
確かに症状は軽くなったのですが、ヒノキ花粉の季節になると、モードが変わって症状がひどくなります。
いまのところ、スギ花粉用とダニ用しかないようです。
酢酸菌が花粉症によいわけ
ところで、花粉症になりやすい、なりにくいの差は、衛生環境によるという説があります。
きれいすぎる環境で育つと、花粉症になりやすいのだそうです。
きれいすぎると、ばい菌を免疫でやっつける必要があまりないので、免疫が暴走してアレルギーになりやすいのだとか。
ですので、ばい菌などの菌にさらされると、免疫機能がちょうどバランスをとって、花粉症にもなりにくいのだそうです。
そんな菌は、ばい菌だけでなく、ほとんど無害の菌もあるのです。
それが酢酸菌という、お酢を作る細菌なのだそうです。
酢酸菌はどこにいる
お酢ではなく、お酢を作る酢酸菌という細菌が花粉症対策に良いという点が重要です。
お酢を作る酢酸菌は、空気中にもわずかに漂っているそうです。
日本酒を長期間置いておくと、酸っぱくなるのは、酢酸菌によってアルコールが酢(酢酸)に変化するからです。
そんな身近な酢酸菌を体内に取り込んでも、あまり健康に影響しないのです。
ひょっとしたら、飲んだお酒を分解する手助けをしてくれるかもしれませんね。
でも、酢酸菌をあえて摂ろうと思っても、どんな食品に大量に含まれているかわかりません。
お酢を飲むのであれば簡単なのですが。
酢酸菌が含まれる食品は
干しブドウ、干し柿、米ぬかなどに多く含まれています。
なんとナタデココは、酢酸菌のチカラによってつくるそうです。
干し柿や干しブドウは、空気中の酢酸菌を表面にたっぷり付着していそうですね。
そんな食品以外で、サプリに近いものとしては、にごり酢や黒酢です。
酢を作ったあとに精製せずにそのままの状態であれば、酢酸菌もたっぷりです。
花粉症対策の一つに酢酸菌はいかが
花粉症に酢酸菌が有効かもしれない、という研究結果は、わりと最近知られた事実のようです。
花粉症を薬で対処療法するのも良いですが、なんとか根本的に症状を軽減したいものです。
酢酸菌という身近な連中に助けてもらえるなら、積極的に食べてみたいですね。