「危機的状況」、「かつてない状態」、こんな言葉を何度も聞きました。
聞きすぎてしまったようです。
「オオカミが来るぞ」と何度も言われてしまって、聞く耳を持たなくなってしまったかのようです。
医療設備が危機的な状況にあるのは本当なのですが、だからといってロックダウンできわけでもなく、今まで通り各人の行動抑制にまかせられています。
国が国民に対して強制力を行使していないのです。
強制的にオリのなかに閉じ込めるような政策はしていないのです。
これって、賛否の分かれるところです。
医療崩壊を防ぐためには、強制的に街をシャットダウンすれば、何かしらの効果は出るでしょう。
でも、今の法律ではそれができないため、個人の意識にまかせています。
ある意味、恵まれていますし、ある意味、放任されています。
もし、国が個人の行動を管理し始めたら、非常に窮屈な暮らしになります。
個人が国に管理されている近くの国よりも、日本ではずっと暮らしやすいのかもしれません。
だからこそ、各人に責任がまかせられていることを肝に銘じないといけません。
ワクチンを接種するのも、感染する危険がある行動をするのも、すべて個人に任せられているのです。
通常であれば、感染してしまっても、医療機関が治療してくれます。
もし、今の状況で感染するとどうなるでしょう。
医療機関が崩壊してしまって受け入れできない事態になっているかもしれません。
ちょうど今、今まで以上に感染に気を付けるタイミングなのでしょう。
ワクチン、オリンピック、夏休み、変異株、、、、、いろんな要素が複雑にからみあっているので、慎重な行動をするのが最も良い選択だと思うのですが。