歌とは、そもそも感情を表現したものです。
はやりの歌のほとんどが恋愛系であるため、惚れたハレたの感情だけが歌の世界のように錯覚します。
でも、人間の感情が大きく動く場面って、人を好きになる場面だけではないはずです。
ポジティブな感情もネガティブな感情も、表そうと思えばすべて歌で表現できるハズです。
けれど、音楽をよく聞く世代の話題の中心は「スキスキ」ですから、どうしても恋愛系の歌が多くなるのでしょう。
恋愛系以外の感情をうまく表現している歌に出会うと、ドキッとする場合があります。
家族とのできごと、親への感情、子への思いなどを表現した歌。
たまにヒット曲になります。
キロロの未来へとか。
負の感情が「これでもか」と強く表現された歌もあります。
中島みゆきさんのファイトとか。
最近では、地方から上京する人の感情がうまく表現されすぎていて、びっくりした曲があります。
ヒゲダンのラフターとか。
もはや「惚れたハレた」の年齢を過ぎつつあるおじさん(笑)にとっては、「スキスキ」の感情以外でココロが揺さぶられる歌に注目してしまいます。
歌詞を考え、メロディーをつけ、アレンジして出来上がった歌は、才能のかたまりかもしれません。
この歌に映像が付いてプロモーションビデオができているわけですから、そりゃーエンターエイメントになりますよ。
感情を表現できるのは歌だけに限りませんが、絵でも、文章でも、写真でも、動画でも、なんでもいいので、自分の感情を表現できるスキルを何か1つ持っておきたいものです。
自分が生きた証を残そうと思えば、だれだってできる時代ですから。
ネット社会は、そんな利点も持っています。