とある資産家が宇宙旅行に行って帰ってきましたね。
宇宙に興味のない人にとってはどうでもいい話かもしれません。
そんな旅行はお金持ちでないとできませんから、関係ない話として無視している人もいるかもしれません。
派手なことするなぁ、と傍観している人もいるかもしれません。
何をしようと、自分で稼いだお金なら、宇宙船に乗ろうが月へ行こうが自由です。
そこまで到達できるのは一握りの人しかできませんから。
お金を持っていることに対して妬みを持ったりする気持ちはわかります。
人間ですから。いいよなぁ~という感情です。
おそらく男性のなかでもそんな気持ちを持ってしまう人は山ほどいると思います。
私も頭のなかで一瞬そのような感情がわきます。
しかし、よく考えたら自分で稼いだお金で好きなことにお金を使っているのだから、とやかく言う資格はありません。
単なるニュースです。
近年、SNSが発達して個人がいろんな写真や動画を公開できるようになりました。
承認欲求もあるのかもしれません。
でも、所詮は個人の行動の記録です。
内輪のグループ内で連絡をとり、「あぁそうなのね」で終われば何の問題もないのです。
話は変わりますが、年始にもらった年賀状に、家族で温泉旅行へ行った写真が写っていました。
いかにも幸せそうで、みんな美男美女で、非の打ちどころがない。
これを見てどう思うかは、見た人がどのような状況にいるかによってかなり変わります。
自分自身が充実感を持って生活していれば、単なる「ニュース」でしょう。
何かに苦しんでいる状況なら、なんでこんな写真送って来るんだろう、とネガティブな感情を持つでしょう。
受け取り側しだいです。
でも、送る側はそんな状況なんてまったく知りませんから、少し自慢したいだけの、ただの報告のつもりで送っています。
送っている側になんの悪気もないのです。
しかし、悪気がないというのは、非常にきついことだってあるのです。
手加減がありませんから。
こんな感情は、年齢を重ねてから気づきます。
年賀状やSNSでむやみに写真や動画でアピるのは、受け取り側の心情をまったく考慮していないと。
なので、受取側がどんな感情で見るのかを考えてから、自分の写真や動画を決める、という知恵を身に着けました。
年齢を重ねたからこそ気付いたのです。
特に男性は、こんな気遣いしない人が多いですからね。
若いときは逆にしない方がよいと思います。エネルギーをそぐことになるので。
男性と女性のすれ違いも、こんなところから起こる場合があるのでは、と思います。
もはや恋愛するような年齢でなくなったときに気付くのです。
共感力ってほどほどに持っておく方がよいのかもしれません。