特に仕事をしていると、業務上の矛盾はおかしいと思ってしまいます。
上司の言っていることが、さっきと今とで違っていると、「いったいどっち?」と言いたくなります。
一貫している人、ブレない人は、すごいし、信頼感を持てます。
でも、よくよく考えると、その場その場で判断しているのが人間です。
その時に自分にとって都合の良い判断をしてしまう方が、普通ではないかと思ってしまうのです。
良いか悪いかは別として、矛盾だらけで生きている人間の方が一般的だと思えます。
○○はあまり好きじゃないと言っておきながら、数日後には○○を食べている人。
▽▽な人は嫌いだと言っておきながら、▽▽な人に最も信頼を置いている人。
よく「振り回される」という言い方をしますが、一貫性のない人の意見をまじめに聞いてしまうと、自分自身が疲労してしまう場合があります。
言っている本人は「振り回している」自覚がありませんから、何に疲労して苦しんでいるのかさっぱり理解できません。
こんなときは、さっさと離れることですね。
矛盾だらけの内容をあれこれ言っていても、言っている本人はあまり深く考えていないかもしれません。
強要してくる人もいるかもしれませんが、のらりくらりかわしておけばよいと思います。
だって、日が経てば言っていることが変わるのですから。
以上は極端な例ですが、一貫性のない人は意外と多いと思います。
これが悪いわけではありません。
そもそも人間とはそういう生き物です。
一貫性のある人の方が特殊だといえます。
一貫性のある人が良い方向へ向いていればいいのですが、悪い方向へ向いてしまうと、かなりやっかいです。
徹底的に実行するからです。
一貫してうそぶく国もありますから、徹底的に突き進むことは、場合によっては悲惨な結果を生みますよね。